ガカク

2015年10月22日木曜日

ガイドの最適化を行いながら色々と思考実験をしてみたりして。
主鏡とガイド鏡の画角の違いを比較してみました。
SkySafari4の視野範囲表示を使って撮影範囲を割り出します。


黄色い矢印の先の星は7~8等星で、ガイドカメラで捕らえることが可能です。
50mm/200mmガイド鏡だと、主カメラの撮影範囲よりも面積比で3倍ほど広く入ります。ガイド星候補も3つ以上あるので問題ないでしょう。
80mm/400mmの場合は、主カメラの範囲とほぼ同じ範囲になります。範囲イメージが分かりやすい反面、ガイド星候補はガクンと減ります。
球状星団など淡い星の集まりを中心に撮影する場合、周辺にガイド星になりうる明るい星が無いと厳しいでしょう。
105mm/660mm旧ガイド鏡筒の場合、認識できる範囲は主カメラの面積比で4分の1程度しかありません。細かなエラーを検出できる反面、ガイド星が選べない状況になりやすいでしょう。
ガイド鏡の画角を広げるには、ガイド鏡の焦点距離を短くするか、ガイドカメラの画像センサーを大きくすると改善されます。
また、ガイド鏡の焦点距離を短くすると分解能が落ちるので、ガイドカメラの感度もある程度で頭打ちになる気がします。
うーん、色々と難しい。


2000mm超えだとM27亜鈴星雲はこんなに大きく写るんだ!
すごーい!

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