電動フォーカサー試案

2016年12月27日火曜日

晴れない日にヤキモキしながらネタ調理。

INDIが意外とイケるので、NES赤道儀の環境で使えないかと計画中です。
それとは別に、Ekosのオートフォーカスが面白かったので、C9.25でできないかと考えてみました。
以前から、電動フォーカサーは作りたいと思ってたのでいいきっかけです。

ジャンク箱から引っ張り出してきたステッピングモーターと、Arduinoを使ってサクッと試作品を作ってみました。


C9.25にはKasaiのマイクロフォーカスのクレイフォードを取り付けているので、要はこのノブシャフトを駆動できればいいわけです。
マイクロフォーカスのノブを外してみると、2.5mmのシャフトが出てきます。
ていうか、こんな細っそいDカットもないシャフトなんだ、、、
これと、モーターシャフトをカップリングでつないで回してみます。

今回使用したモーターはSPG20-332というギヤードステッピングモーターで、ステップ角度は0.75度。1周するのに480ステップという分解能です。
マイクロフォーカス部分は通常の10分の1になっているので、これと合わせるとかなり細かい送り出しができるはずです。

実際に回してみるとちゃんと回るのでトルクも問題なさそうです。
軸直だと回らないかな?プーリーかますか?と思ってたんですが、問題ないならこれでいけそうです。
ボタンをぽちっと押すと送り出される様子はなかなかイイ感じです(^^)
速度もプログラムで自在に変えられるので操作性も問題ないでしょう。

問題が3点ほど。
1つはノブ側のシャフトが2.5mmと中途半端なので、カップリング穴(径3mm)がスカスカです。
固定はイモネジなんですが、このまま無理矢理、軸合わせしてモーターを固定すると回転のたびに軸が歪み、いけない部分が疲労して壊れるかもしれません。
カップリングをフレキシブルなものにするか、軸穴をなんとか合わせるしかありません。

次に発熱の問題。
このモーターかなり発熱します。何らかの方法で発熱コントロールするか、ピントを決めたらスリープするか対策が必要です。

最後に固定の問題。
モーターを固定するのにステーを取り付けなければなりませんが、クレイフォード部分はそれを上手く固定できるような都合の良いネジ穴がありません。
本体の下上部にいくつかありますが、円筒上なのでステーの加工が難しそうです。

今のところモーターコントロールはArduinoを使っていますが、Raspberry PiのGPIOでも制御できるので、GUIを作ればデスクトップから操作できます。
もちろん、INDIドライバを書けばEkosからのコントロールも可能でしょう。
こうなってくると、オートフォーカスまでもう一息!

と、うまくいけばいいんですけどねん。
忙しい年末にやるネタかと(^^;;;

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