Linux de ASI

2017年5月3日水曜日

INDIやlin_guiderでZWO社のASIカメラを使用する場合、SDKライブラリをインストールする必要があります。
今回はその手順を少々。

INDIをインストールすると、INDI_ASIパッケージと同時に /lib/udev/rules.d/99-asi.rules がインストールされます。
これによって、USBプラグインでカメラが認識されます。

必要なシェアードライブラリは
libASICamera.so, libASICamera2.so の2本です。
今回は、Raspberry Pi3にインストールしてみます。

ZWO社のWebサイト-ソフトウェアへ行く。
https://astronomy-imaging-camera.com/software/

SDK & Upgrade Tool の中から最新のSDKをダウンロードする。
(2017-05-02現在、Linux & Mac: V0.6.0414 を取得)

$ wget http://astronomy-imaging-camera.com/software/ASI_linux_mac_SDK_V0.6.0414.tar

解凍すると、ASI_linux_mac_SDK.tar.bz2 が出てくるのでさらに解凍

$ tar jxfv ASI_linux_mac_SDK.tar.bz2

解凍されたファイル内に、ライブラリが入っているのでCPUアーキテクチャに合わせたライブラリをコピーする。
アーキテクチャは

$ cat /proc/cpuinfo

で分かる。
Raspberry Pi3 Raspbian の場合なら、armv7版のライブラリになる。
ライブラリをコピー

$ sudo cp lib/armv7/libASICamera.a /usr/local/lib
$ sudo cp lib/armv7/libASICamera.so.0.6.0414 /usr/local/lib
$ sudo cp lib/armv7/libASICamera2.a /usr/local/lib
$ sudo cp lib/armv7/libASICamera2.so.0.6.0414 /usr/local/lib
$ cd /usr/local/lib

$ sudo ln -s libASICamera.so.0.6.0414 libASICamera.so
$ sudo ln -s libASICamera2.so.0.6.0414 libASICamera2.so

以上でインストール完了
おもむろにライブラリ管理更新

$ sudo ldconfig

完了。
これで、lin_guider や indi_asi が呼ばれるたびに、シェアードライブラリがロードされます。

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