NES三脚復活-ステー改造

2017年7月17日月曜日

隊長!今日も北極星は見えません!

この連休、畑仕事と土木仕事と天文工作に明け暮れていたのは秘密です。

さて、おおむね2年近くいじくりまわしているNES赤道儀。
OnStep化、モーター交換、ベルトドライブ化、と進化を遂げてきました。
大物は載せられないけれど、望遠レンズでの撮影を中心にお手軽撮影に使用してます。

で、入手当初から三脚もあったのですが、開き止めステーが使いにくいという欠点があって別の三脚に載せてました。
しかし、せっかくオリジナルの三脚があるので元の脚に戻してやりたい!と思い、連休を利用して復活させることにしました。
とりあえず、問題の開き止めステーを改造してしまいます。

問題のステーですが、イマドキの折り畳み手間いらず式ではありません。3本のステーを中心で合わせて、中央の穴にボルトを通して止めるタイプです。
これ、やってみると分かるのですが、一見簡単そうに見えてとても面倒くさいのです。
まず、三脚を均等に開き、ステーを中央に寄せて、、、と、当然のようにズレるんですが、ズレ調整をしようと思うと、三脚の脚をあっちへやったりこっちへやったりしないといけません。
ステーを持ったまま三脚の脚を動かして微調整することが如何に難しいことか!イライラして途中で投げそうになります。
前のオーナーさんも相当苦労したのか、ステーがひん曲がっています(^^;

もう一つの問題は、ステーの取り付け位置が高すぎて、トレイを載せても物の出し入れがしにくいのです。高さのあるアイピースなんかは架台にぶけてしまいそうになります。

というわけで、ステーの方式を折り畳み式に直して、取り付け位置をもっと下げることにします。

ステー金具を外します。
ステーは脚側のL字金具にピンで止められているので、ピンをハンマーで叩いて抜きます。ピンが固いのでステーが曲がらないように注意です。

次にステー先端の固定ネジ穴辺りでばっさり切断して先端の塗装をはがします。金のこでゴリゴリすれば簡単に切れます。
塗装はミニルーターの先にワイヤーブラシを付けてこすると簡単にはがれます。


で、ここに蝶番を取り付けます。
今回ははんだでろう接することにしました。
蝶番側もワイヤーブラシや紙やすりで塗装をはがしておきます。
位置合わせしてフラックスを塗布、はんだごてをじっくり当ててはんだを流し込めば簡単ろう接完了です。
接合部分の隙間にはんだが十分流れるているか確認しておきます。
塗膜があるとろう接できませんので塗装は完全にはがしておきましょう。
ステー3つとも同じようにします。

ステーを三脚中央で固定するプレートを切り出します。
今回はたまたまホムセンで見つけた「アルミ複合板」を使いました。3mm厚で剛性も高くしっかりしてます。加工もプラのこで切れるのでとても簡単。
6角形で切り出して、蝶番を取り付ける穴をあけます。


中央にも5mmの穴をあけ、裏側にフランジナットをホットボンドで付けておきます。うーん、ここだけやっつけ感がすごい(笑)裏側だし(^^;
このナットは上にトレイを載せた時の固定用に使用します。

後は3本のステーの蝶番をプレートに固定するだけ。


じゃじゃん、この通りこんな感じで折りたためます。
これで、折り畳み式の開き止めステーの完成です。

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