lin_guiderでGPIOを使う

Raspbian と lin_guider環境でGPIOを使用するにはポイントが3つあります。
1つ目は、Raspberry Pi2 のGPIO出力をST-4へ変換することです。2つ目は、lin_guiderのGPIO設定を手動で行うことです。3つ目は、RaspbianでGPIOポートの初期化を行うことです。

Raspberry Pi2 GPIO -> ST-4 変換

GPIO出力をST-4のスイッチング動作にコンバートするハードウェアが必要です。
簡単なコンバータの例は下記のリンクを参照してください。

GPIO -> ST-4コンバータ

lin_guiderのGPIO設定

デフォルトの状態でlin_guiderを起動します。

Setup -> Pulse Device Settings ダイアログ内の DeviceコンボをGPIOに変更し、[OK]押下でダイアログを閉じます。

そのまま lin_guiderをいったん終了させます。

すぐに、llin_guiderを起動しなおし設定を反映させたら、再びすぐに終了させます。
面倒ですが、GPIO設定で起動->終了をしないとデバイスの設定ファイルが作成されません。

ターミナルを開き、コマンドプロンプトより、
$ cd
$ cd .config/GM_software/

ディレクトリ内に io_gpio.conf が出来ているのでviなどで開きます。

デフォルトの内容は次のようになっています。

.config/GM_software/io_gpio.conf
[gpio]
RAP=27
RAN=22
DECP=23
DECN=24

RAP=RA+, RAN=RA-,DECP=DEC+, DECN=DEC- それぞれの信号を送り出すGPIOポート番号が書かれています。(上記例だとRA+ は GPIO27 に信号が出る)

lin_guiderにはこれらポートを編集する機能が無いので、エディタで直接編集します。

今回は、
RA+ = GPIO19
RA- = GPIO16
DEC+ = GPIO26
DEC- = GPIO20
に割り当てるので、次のように変更して保存します。

.config/GM_software/io_gpio.conf
[gpio]
RAP=19
RAN=16
DECP=26
DECN=20

RaspbianのGPIOデバイス初期化


Raspbian でGPIOを使用するには、/sys/class/gpio/export を使って使用したいGPIOピンを有効にする必要があります。
lin_guider起動時にGPIOデバイスファイルが参照できるように、起動スクリプトを書いておきます。


/usr/local/bin/startlin
#!/bin/sh
RAP=19
RAN=16
DECP=26
DECN=20

echo "$RAP" > /sys/class/gpio/export
sleep 1
echo out > /sys/class/gpio/gpio$RAP/direction
echo "$RAN" > /sys/class/gpio/export
sleep 1
echo out > /sys/class/gpio/gpio$RAN/direction
echo "$DECP" > /sys/class/gpio/export
sleep 1
echo out > /sys/class/gpio/gpio$DECP/direction
echo "$DECN" > /sys/class/gpio/export
sleep 1
echo out > /sys/class/gpio/gpio$DECN/direction
/usr/local/bin/lin_guider

echo "$RAP" > /sys/class/gpio/unexport
echo "$RAN" > /sys/class/gpio/unexport
echo "$DECP" > /sys/class/gpio/unexport
echo "$DECN" > /sys/class/gpio/unexport

実行権限付加。
$ sudo chmod 755 /usr/local/bin/startlin

以上。


Xターミナル上で次のように実行してください。
$ startlin

GPIOを初期化してlin_guiderが起動します。



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