wlan0-eth0 フォワーディング

以下の内容は、オートガイド撮影システムには直接関係しませんが、設定していると何かと便利な機能です。Raspberry Pi3 の内蔵無線LANと有線LANのアダプタ間でのパケット通過を許可します。(パケットフォワーディング)
これにより、無線LANルーターのように機能するので、有線LAN側をインターネット環境のLANへ接続すれば、無線LANアクセスポイントからネットワーク環境が利用できます。

/etc/sysctl.conf 内の下記の部分を修正します。

net.ipv4.ip_forward=1

フォワーディングを許可します。
コマンドラインより、下記を実行します。

$ sudo sh -c "echo 1 > /proc/sys/net/ipv4/ip_forward"

iptables を使ってNAT設定を行います。
コマンドラインより、下記のコマンドを実行します。

$ sudo iptables -t nat -A POSTROUTING -o eth0 -j MASQUERADE
$ sudo iptables -A FORWARD -i eth0 -o wlan0 -m state --state RELATED,ESTABLISHED -j ACCEPT
$ sudo iptables -A FORWARD -i wlan0 -o eth0 -j ACCEPT

注意するべき点は、
上記設定内容では、wlan0 - eth0 間はファイアウォールとして機能していません。パケットは貫通状態なので直接インターネットへ接続する用途には使用しないでください。

iptables再設定用のツールをインストールしておきます。

$ sudo apt-get install iptables-persistent

途中の質問、ipv4, ipv6それぞれの状態を保存するか?に対して「はい」を回答すると、現在のiptablesの設定内容が、/etc/iptables/rules.v4 等に保存されます。

以上の設定が終わったらリブートします。

$ sudo reboot


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