こっそり記事を追加してみた。MoonLite互換フォーカサーの作成
さて、先日撮影したM81&M82を処理していると、
うっすらと縦縞が出ていることに気が付きました。
元画像にダーク&フラット処理をして、コンポジット後、レベルの調整をしています。
X6iで撮影しているときはこんな縦縞が出たことがなかったので不思議に思ったんですが、何らかのノイズであることは明らかです。
調べてみると、どうやらセンサーの受光感度のムラが原因のようなのですが、それならフラットで消えるだろうと思いきや消えてないと。
じゃあフラットがポンコツなのか?と、使用したフラット画像に含まれるノイズと元画像のノイズ状況を確認してみます。
元画像 X9i iso6400 240s
フラット X9i iso800 15s
元画像右に出ている濃いめのノイズがフラットには出てません。
ノイズが消えない原因はこれですな。
さらに調べると、元画像と同じ感度で撮影したフラットなら正常に消せることがわかりました。
実験。
フラット X9i iso6400 2s
元画像と同じような濃いノイズが現れました。
フラット処理してみます。
ビンゴ!最初の画像と比較するとノイズが消えているのがわかります。
センサーにもよりますが、
ISO感度ごとにセンサーの受光感度のムラが変化してしまうのが原因のようです。
X6iのセンサーはこの変化がほとんどなく、ISO感度が変化しても影響がなかったのですが、X9iのセンサーは高感度化したためかISO感度の変化でムラがばらつき、ISO感度ごとにノイズの出現が違ってくるようです。
また、周辺減光は、ISO感度に関係なくほぼ同じパターンで出現するので処理に影響しないようです。
てなわけで、元画像と同じISO感度で撮ったフラットを使い、正しく処理をした結果がこちら。
M81 & M82 おおぐま座 渦巻銀河
William Optics WOStar71II
Celestron Advanced VX
QHYCCD miniGuideScope
RasPi3 INDI system + lin_guider
Canon EOS Kiss X9i
ISO6400, 240sec x 14枚
StellaImage7
撮影地:兵庫県たつの市新宮町
リサイズのみでトリミングしてません。
X9iで天体写真を撮るときの注意事項でした。
しかし、ISO6400でノイズが立たないっていいなー。
[追記] 記号注釈付き
X9iと縦縞ノイズ
2018年3月16日金曜日
焦点距離短いと、こーゆー銀河が集まってるのは逆にしっくりきますね。
返信削除800mmだと無理に押し込んだ感が出るので、う~ん...です。
こっそりフォーカサですかぁ... フォーカサあると放置プレイでSAO撮影できるかも...とは思うのですが、財力も底をついてるので、思ってるだけです (^o^;
バレンタインくじが当たるはずだったんだけどなぁ...
銀河団とか星雲にはこれくらいの焦点距離がいいようです。
削除最近はAVXとNESの二本立てて、C9.25とWOS71IIの同時撮影制御することを試験してます。
2画面でそれぞれの赤道儀の撮影が進む様子はなかなか圧巻です。
ピント合わせは撮影中に頻繁に行うようなものではないので後回しになりますよね。
でも、あれば便利ですよ~。完全リモート制御できますし。