連休を利用して、QHY268Cの運用環境を構築してました。
いろいろ変更点がありまして、まずはバッテリー。
冷却を使う上で常に電力使用が高い状態になるのは予想できたので、新しい大容量バッテリーに変えました。
5V(USB)、12V(DCジャック、シガーソケット)、AC100Vが使えるバッテリー。デカい。お値段も重量級。
消費ワット数と、稼働可能時間が表示されるので稼働状況を把握するのに都合がイイ。
写真はAVX以外の機材をすべて動かした状態の電力消費です。AC100Vが37W使用で14時間稼働可能、残バッテリーは95%なので、一晩は余裕で行けます。
あと、カメラはEFマウントで接続していますが、このアダプタにガタがあって隙間ができてしまいます。
ここから迷光が入っているようで、ダークがダークになってない問題が発覚しました(^^;
で、カッティングシートをコンパスカッターでくりぬいて、シムシートを作成しました。
カッティングシート1枚が約0.1mmなので、必要な厚みをアダプタのリング接地面に重ね貼りすればガタが防げます。とりあえず、2枚貼ったらいい感じでした。
この方法は他のアダプタ間の調整にも使えるので便利です。
INDIサーバーはRaspberryPi4は使わず、IntelスティックPCに戻しました。
というのも、RaspberryPi上のINDIでQHYカメラの運用はこの上なく不安定であることがわかりました。具体的に言うと、QHY268Cで画像転送を始めるとシステムのUSBドライバ自体が不安定になり最終的にデバイスごと落ちてしまいます。
QHYのARM64ドライバまたはSDKに原因があるのか、Linux(ARM64)のUSBドライバに原因があるのか不明ですが、原因がわからない以上使い物にならないという結論です。
その点、やはりIntel PCの安定性は素晴らしい!
全く落ちることなく、完璧にQHYドライバ&INDIが動作しています。
この差を経験するとRasPiの抱えるトラブルを敬遠してしまいますね。便利なんですけどね~、やっぱ安定性には代えられません。
というわけで、INDIサーバー周辺のUSBハブ(セルフパワー)構成などを変更しました。
実地運用は昨日行ってきましたが、 とりあえず、QHY268Cのダークを検証。
ゲイン0、冷却0度、露出60秒のダークをレベル調整で白みがかるまで持ち上げまくった画像です。
イイですね!
やっぱ冷却カメラは均一なダークでムラも少ない!
アンプノイズも出てないので今さらながらDSLRとは全く違うなと。
気になるのは、横縞ノイズが出ているところ。
他のゲイン、露出時間でも見てみましたが、パターンもなんとなく統一性がないようなので原因を探すのが面倒そうです。
ダークやフラットで消えないかなぁ?
ただ、かなりレベル調整した結果なので、実画像で処理したらどのくらい目立つのか試したいところです。
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