X9i試し撮り
2017年9月27日水曜日
ここ2日ほど、テスト撮影を続けています。
が、なんだかんだと忘れ物をしてテストできなかったりと今一つ(^^;
新システムでX9iで撮影ができるようになったので、そのテストをしていました。
これまで使っていたX6iは長時間露出によって盛大なアンプノイズが載ってました。
ISO6400, 300s露出のダークファイルで比較してみます。
X6iでは画像右の部分に放射状のアンプノイズが出ています。
恐らくセンサー裏に近い位置に熱源が存在している構造になっているためでしょう。
が、これだけ盛大に載っていても、正常なダークファイルで処理して、画像を調整するときれいに消えてしまいます。
X9iはと言うと、ダークファイルを見る限り、センサー近くに熱源があるようなアンプノイズは出ません。
パッと見た感じ、比較的きれいなダークファイルのようですが、等倍でみるとまんべんなく暗電流ノイズが載っているようです。また、うっすらとアンプノイズも出てきます。
この辺りはセンサーの特性によると思いますが、これもまた正常なダークで消せるレベルです。
極端なアンプノイズが無いということは、少なくとも熱源とセンサーが上手く分離されている構造のように思います。
上のダークファイルはISO6400 でのダークなので、同じ時間露出するならISOを下げればノイズは減っていきます。
アンプノイズは少ない方が処理に悩まなくて済むので、X9iの方が後処理が楽な写真が撮れそうです。
で、実際のX9iでの写真はこんな感じです。
M33 さんかく座 渦巻銀河
Celestron C9.25-XLT
+ STARIZONA SCT x0.75
Celestron Advanced VX
Guide off-axis guider
Intel StickPC INDI system + lin_guider
Canon EOS Kiss X9i
ISO3200, 300sec x 9枚
StellaImage7
撮影地:兵庫県たつの市新宮町
リサイズのみでトリミングしてません。
この写真はダークを引いていません。
元画9枚のホットピクセルだけ処理して、コンポジット掛け&調整しただけのものです。
これでも画的に大丈夫のような気がします。
NGC7331 ペガスス座 渦巻銀河
Celestron C9.25-XLT
+ STARIZONA SCT x0.75
Celestron Advanced VX
Guide off-axis guider
Intel StickPC INDI system + lin_guider
Canon EOS Kiss X9i
ISO6400, 300sec x 10枚
StellaImage7
撮影地:兵庫県たつの市新宮町
リサイズのみでトリミングしてません。
なんとピンボケでした(^^;
ダーク&フラット処理してレベル調整したものです。
X9iの画を際に処理してみて、ほぼ定型処理だけでも画像が荒れないので調整がとても楽でした(^^)/
センサー感度も上がってるので時短にも貢献してくれそうです。
ISO3200は常用できるでしょう。気温が低ければISO6400でもいけそうです。
次は星雲を撮ってみて、グラデーションがどう出るか試してみようっと。
0 件のコメント:
コメントを投稿