さて、天候も回復してきたところで、主砲のガイドを観察&調整してみることにしました。
まず、サンプルの写真から。
2016年5月13日(金)
ジェイソンが出る日。
望遠鏡をセットした後、ひたすら車内にこもってガイドグラフとにらめっこしてました。
ターゲットはM63。
M63 りょうけん座 渦巻銀河
Celestron C9.25-XLT
Celestron Advanced VX
Guide off-axis guider
+RasPi2 lin_guider
Canon EOS Kiss X6i
ISO3200, 300sec x 10枚
StellaImage7
撮影地:兵庫県たつの市新宮町
リサイズのみでトリミングしてません。
前回のものと比べると、若干ディテールが出てるかな?程度でノイズが多くて微妙な処理になってしまいました。
合成枚数にも差があるので一概に比較できませんね(^^;
で、それぞれ撮影時にlin_guiderでRMS値を計測したのですが、その違いによって写りにどれだけ差が出るのかを比較してみます。
分かりやすく星像の比較です。
RMS>=0.5が前回、おおむね0.5くらいをウロウロしていました。RMS<=0.4が今回、0.36あたりの写りです。
引きでパッと見ても、前回の方が星が太くない?って思います。
RMS<=0.4なら、比較的マシに見えますが、長焦点の筒であるからして、もっと精度を上げていきたいなどと考えます。
長焦点のOAGなので、シンチレーションや振動にはめっぽう弱いです。
lin_guiderのガイドパラメータを色々いじってみたものの、傾向が今一つつかみきれないのでさらに要検証です。
ちなみに、冬場は全然気にならなかったんですが、気温が上がるとガイドカメラがノイズを拾いまくってしまいます。
特に暗視寄りにパラメータを設定するとてきめんです。
このノイズを消すために、lin_guiderにはガイド映像にダーク演算して処理することが可能です。
設定は「カメラ設定」内の下方「ダーク演算」にチェックを入れます。
鏡筒にフタをしてダーク撮影の準備をします。
「キャリブレーション」の下方「ダークフレーム演算」の「開始」ボタンを押下。
フレーム数だけダークフレームを自動撮影して、ガイドカメラのモニタ表示に自動的にダーク処理を施してくれます。
私は20フレームくらいでダーク処理してます。
何度でもダークの取り直しができるので、時間経過とともにノイズが増えたら再処理すればOKです。
研究熱心ですね〜!
返信削除星像が円なら結局その大きさはシンチレーション次第だとは思いますが、なかなか納得できないところですよね。
そうするとシンチレーションの周波数に追随できる高速オートガイダー、つまり補償光学系が必要なのかと思う今日この頃です。
自分も深刻なガイド流れをニュートンのスパイダー自作でやっと押さえ込めたので、そろそろガイド精度にも手を付けようと思っていました。その前にfanによる温度順応を試してからと思ってますが、参考にさせて頂きます。
あとAVXの極軸望遠鏡やポーラーアラインがイマイチ信用できなくて、極軸合わせの支援ソフトを作ってみました。winPCや適当な焦点距離のカメラが要るので、お持ちの機材とマッチしないかもしれませんが、簡単にいい精度で極軸合わせが出来るので興味があれば使ってみてください。
minerさん、見てますよー(^^PoleNavigator。
削除素晴らしいですね!
NES赤道儀の極望が役立たずなので密かに期待してます。
Winタブレットならかなり軽量で使いやすくなりそうですよね。
みなさん色々、自作、工夫してるのを見るとほんと刺激になります。
頭の中にはアイディアがあるのですが、全部はなかなか実現できませんよね。
試行錯誤と実験の繰り返しで頑張りましょう!
\(^o^)/