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オリジナル OnStep基板 Rev2.x
オリジナル OnStep基板 Rev2.x +ESP-WROOM-02
オリジナル OnStep基板 Rev2.x +Focuser
オリジナル OnStep基板 Rev2.x +Bluetooth
基板概要
この基板は、オープンソース赤道儀制御ソフトウェア OnStep の実装基板です。必要な部品を実装し、OnStepを書き込むことにより、赤道儀の自動制御が可能になります。詳しくは、OnStepのオフィシャルサイトとOnStep Wikiにまとめられています。
また、ソースコードは OnStep GitHub を参照してください。
OnStepバージョンは 3.16 または 4.24 を推奨します。(TMC2130, 5160への対応(電流制御)はバージョン3.16以降で行われています。)
基板は私個人が実装したもので、オフィシャルのPCBとは設計が多少異なります。
主な仕様は次の通りです。
- ピンマップはminiPCB2に一応準拠
- Teensy3.2、4.0に対応
- 赤道儀ドライバはDRV8825、TMC2100、TMC2130、TMC5160などに対応
- DCモジュールOKI-78SRを採用。5V必須、3.3Vオプション
代替品はこちら。 - フォーカサー用のドライバを実装可能(オプション)
- フォーカサー用ドライバはDRV8825、DRV8834、TMC2100などに対応
- ESP-WROOM-02オンボード実装可能(オプション)
- ESP-WROOM-02書き換えのためのソフトを提供(miniPCBで実装されていたTeensy経由の書き換えプログラムのサブセット版)
- Raspberry Piサイズ。ケースはPi 4用のものを使用可。(ケース高さが必要)
- ST4インターフェイスあり
- (Rev2.1) ST-4ポートのピン1に+5Vを出力できるようになりました。SHCを接続する場合、使用してください。
- (Rev2.1) モータードライバのパターン穴を1mm径に変更しました。ピンヘッダを刺すことができます。
表面
主要部品の実装面です。
Teensy は 3.2 と 4.0 に対応し、ステッピングモータードライバは、RA、DEC、フォーカサー用の3つ搭載可能です。
また、ESP-WROOM-02モジュールを表面実装するパターンを用意しました。
Rev2.1 (new!)
裏面
ステッピングモータードライバの設定を行うためのはんだジャンパがあります。
また、ESP-WROOM-02回路用のチップ抵抗パターンがあります。
それぞれ必要な場合は実装を行います。
回路図
実装パターン
Teensy + RA、DECモータードライバ がベース実装になります。
Teensy, モータードライバ2個, DCモジュール5V が実装必須となります。
ベース実装に +ESP-WROOM-02 と +フォーカサードライバ をオプションで追加できます。
DCモジュール3.3Vは ESP-WROOM-02 を実装する場合に必要となります。
ベース実装
パーツ表
記号番号 | パーツ名 | 数 | 備考 |
---|---|---|---|
- | Teensy 3.2 or 4.0 | 1 | 丸ピンソケット化またはロープロファイルソケット使用推奨 |
- | モータードライバ DRV8825 TMC2130など | 2 | RA, DEC用 TMCとDRV系の混合はできないので注意 丸ピンソケット化またはロープロファイルソケット使用推奨 |
U4 | OKI-78SR 5V | 1 | DCモジュール |
C1, C2 | コンデンサ 100μF | 2 | 耐圧25V以上あればとりあえず。 |
R6 | 抵抗 330Ω | 1 | LEDに適応する値に。 |
D1 | LED | 1 | ステータス用。ヘッダピンにしてLEDを引き出してもOK |
J3, J4 | MINI-DIN4P コネクタ | 2 | 秋月 ミニDINソケット4P (※1) |
J5 | 6極6芯モジュラ | 1 | 秋月 6極6芯モジュラ (※1) |
J8 | DCINジャック | 1 | 秋月 2.1mm標準DCジャック (※1) |
J6 | ヘッダピン 5P | 1 | 拡張ピン用 |
J9 | ヘッダピン 2P | 1 | 電源ライン用 |
- | ピンソケット(1列) 8P | 4 | モータードライバ用 秋月 丸ピンICソケット(1列) または 秋月 ピンソケット(低メス) |
- | 丸ピンIC連結ソケット(1列)8P | 4 | 丸ピンを使用する場合 モータードライバ用 秋月 DIP連結ソケット(1列) |
- | ピンソケット(1列) 14P | 2 | Teensy用 秋月 丸ピンICソケット(1列) または 秋月 ピンソケット(低メス) |
- | 丸ピンIC連結ソケット(1列)14P | 2 | 丸ピンを使用する場合 Teensy用 秋月 DIP連結ソケット(1列) |
- | Raspberry Pi 4用ケース | 1 | OKI-78SRの高さがあるため、厚みのあるケースを選択してください。 私が使用しているのは、 共立エレショップ Raspberry Pi 4用 ABSケース (黒) シンプルで加工しやすくオススメです。 |
(※1) 他メーカーのものだとピン位置が異なる場合があります。
(※2) 実験中に焼いてしまうのはモータードライバあるあるなので、ピンソケットで取り換えられるようにした方がいいです。
DCモジュールのOKI-78SRシリーズの代替品はこちら。
部品調達先
秋月電子通商 いつもお世話になっています。スイッチサイエンス モジュール系強し。変わったパーツ多数あります。
共立エレショップ 関西ならここ。学生時代に入り浸ってました。
マルツオンライン 部品点数の多さならここ。特殊部品も見つかったりします。
aitendo 液晶が豊富。モジュール系が充実。
朱雀技研工房ストア ロボット系部材、モータードライバなど扱いあり。
ストロベリー・リナックス 電源系のモジュール探すならここ。
ロボショップ ロボット系のパーツが豊富。Teensy, DRV8825の扱いあり。
Amazon 中華系ショップは海外発送だったりするので注意。コピー品が送られてくることがあるので品質は期待してはいけません(^^;
部品実装
特にテクニカルな個所はありません。丸ピンソケット化またはロープロファイルソケットを使用しておくと、後々、ドライバモジュールを交換したり、Teensyの裏面ピンを使用するときに抜き差しできるのでオススメします。
記号番号 | 備考 |
---|---|
J9 | 電源ラインのジャンパ。通常ショートして使用します。 電源スイッチやヒューズなどの保護回路をはさむことができます。 DCINの入力電圧がそのままモータードライバへかかります。DCIN=12V を想定していますが、DCモジュール OKI-78SR の入力定格(7V~36V)以内であれば動作します。 |
J6 | 拡張ピン。電源、GND、TeensyのRX1、TX1 に接続します。 ESP-WROOM-02を実装する場合は、RX1、TX1ピンは使用できません。 また、DCモジュール3.3Vを実装しない場合は、3.3Vは使用できません。 |
D1 | ステータス表示用のLED。A、Kは図の通り。 今回の基板はレイアウトの都合上、LED位置がケースの穴位置からずれています。 |
その他 | モータードライバの向きは図のピンがVMOTです。 |
Teensy
3.2 または 4.0 を使用可能です。
micro USB コネクタ裏面のパターンを1カ所カットします。micro USB シリアル接続を使用する時に、USB端子からの5Vを入力しないようにVUSBラインをカットしておきます。
カットするとDCINを接続しないとTeensyが起動しません。ファームの書き換え時などご注意ください。
コネクタ類
6極6芯モジュラ
ST-4互換インターフェイスです。ピンアサインはポート正面から見て図のとおりです。
MINI-DIN4P
コネクタ正面から見て、DRV8825ピンへの接続は図のとおりです。モーターのラインへ接続してください。
ステッピングモータードライバ
この基板で利用できるステッピングモータードライバをいくつか例示します。ここで挙げたもの以外でも、ピンアサインがDRV8825に近いものであれば利用できる可能性があります。各ドライバの電気特性やピン配線を確認の上、使用してください。
また、同じドライバチップでもモジュールメーカー、モジュールバージョンによってピンアサインが異なっている場合があります。
必ず、メーカーのデータシートを確認して使用しましょう。
DRV8825
おなじみのドライバです。本基板はこのドライバを基準に設計されているので、そのまま実装すれば問題なく使用できます。
モーターを接続前に必ず電流調整を行ってください。
TMC2100
TMC系のドライバモジュールは複数のメーカーから設計の異なるものが出てます。似て非なるものがあったりするので注意してください。ここでは、 Silent2100 FYSETC.COM V1.3 というモジュールを取り上げます。
この基板は、マイクロステップの設定がモジュール上のジャンパで設定するようになっています。詳しくは、OnStep基板rev1.1 de TMC2100 こちらの記事を参照してください。
OnStep基板へはそのまま実装することができます。
電流調整をお忘れなく。
TMC5160
TMC5160はSPIモードをサポートしています。このモードは、ドライバチップの各種設定や動作をSPIシリアル通信によって制御する方式です。TMC5160は電流制御用の可変抵抗がなく、ハードウェアによる電流調整が不要です。その代わり、SPIを使ったソフトウェアよる細かな電流制御が可能になっています。また、非常に低発熱です。今後、このようなドライバが主流となる可能性が高いです。
ここでは、 BIGTREETECH TMC5160 V1.2 を取り上げます。
このモジュールを実装するには、基板裏面の JP1, JP2 にあるジャンパ(デフォルトでショートしています)をパターンカットします。
このジャンパはDRV8825において、RESET と SLEEPピンをショートさせているパターンになりますが、TMC5160の場合、該当するピンが SDO と CLK になるため、パターンを切り離し問題なく動作するようにします。
もし、TMC5160以外に再度載せ替える場合は、JP1, JP2 をはんだでショートさせてください。
パターンカットしたら、あとはそのまま実装すればOKです。
電流制御は、OnStep の Config.h で行います。RA/DECのドライバ設定箇所に電流値の設定があります。
#define AXIS1_DRIVER_MODEL TMC5160_VQUIET // OFF, (See above.) Stepper driver model. <-Often
#define AXIS1_DRIVER_MICROSTEPS 32 // OFF, n. Microstep mode when tracking. <-Often
#define AXIS1_DRIVER_MICROSTEPS_GOTO OFF // OFF, n. Microstep mode used during gotos. Option
#define AXIS1_DRIVER_IHOLD 200 // OFF, n, (mA.) Current during standstill. OFF uses IRUN/2.0 Option
#define AXIS1_DRIVER_IRUN 330 // OFF, n, (mA.) Current during tracking, appropriate for stepper/driver/etc. Option
#define AXIS1_DRIVER_IGOTO OFF // OFF, n, (mA.) Current during slews. OFF uses same as IRUN. Option
#define AXIS1_DRIVER_REVERSE OFF // OFF, ON Reverses movement direction, or reverse wiring instead to correct. <-Often
#define AXIS1_DRIVER_STATUS OFF // OFF, TMC_SPI, HIGH, or LOW. Polling for driver status info/fault detection. Option
AXIS1_DRIVER_IHOLD, AXIS1_DRIVER_IRUN, AXIS1_DRIVER_IGOTO が電流値(mA)です。詳細は、ここに説明がありますが、IHOLD が静止時の保持電流、IRUN がトラッキング時の動作電流の上限値を指定します。IGOTO はGOTO時の駆動電流ですが、無指定なら IRUNが適用されます。
AXIS2にも同じ設定がありますので、モーターに合わせた値を指定してください。
OnStepの書き込み
PINMAP (必須)
#define PINMAP MiniPCB2
MOUNT_TYPE (必須)
#define MOUNT_TYPE GEM
LED_STATUS (オプション)
#define LED_STATUS ON
ST4_INTERFACE (オプション)
#define ST4_INTERFACE ON_PULLUP
AXIS1_* AXIS2_* 関係 (必須)
その他
ケース
コネクタ類のレイアウトを Raspberry Pi4 に合わせたので、RasPi4用のケースを推奨します。また、OKI-78SR の高さがあるため、ケースも厚めのものが必要です。写真のケースはRasPi4用でファン取り付けが可能になっているため、ケース高があります。また、RasPi4 GPIO引き出し用のスリット部分から配線も引き出せたり、加工もしやすいのでオススメです。
まんもすと申します。以前にPCBを購入させていただきました。Ver.2.0基板ではconfig.hの変更だけでスマートハンドコントローラーを使用することができますでしょうか。別のサイトではST-4の配線が抵抗アレイでハード的にプルアップされていますがプルアップ配線は必要でしょうか?
返信削除よろしくお願いします。
まんもすさん、こんにちは。
削除スマートハンドコントローラの使用ですが、試していないので確実ではありませんが、基本的に大丈夫だと思います。
ST-4端子ですが、回路図の通りTeensy直結なので、Config の ST4設定を
#define ST4_INTERFACE ON_PULLUP
にすれば、Teensy内部のプルアップ抵抗を使用するので、外付けの抵抗は必要ありません。
上記設定でスマートハンドコントローラも動くのではないかと思います。
ありがとうございます。
返信削除もう一つお教えください。
ESP-WROOM-02をHC-05に変えた場合にスケッチの変更は必要ですか?
普通に電源とシリアルラインの配線をすれば大丈夫かと思います。
削除スケッチ上で気を付ける点はシリアル速度の設定くらいでしょうか。
デフォルトが9600なので同じなら修正は不要ですね。
のりきゆうさん
返信削除もう一つ基本的なことをお教えください。
タカハシの赤道儀のOnStep化を目指しています。元からついているモーター(4相)は電流や設定をいじっても48倍速が限度のようなので、モーターを変更したいと思います。
2相のモーターに変更した場合に、電流やconfig.hのギア比、ウォームギヤ歯数、マイクロステップ数以外に変更する設定項目はありますか?
たぶん配線間違いだと思いますが正常に動いてくれません。
まんもすさん、こんにちは。
削除ご指摘の箇所の変更で問題ないと思います。
ステッピングモーターのデータやギヤ比が合っていたらひとまず大丈夫。
可能性とすれば、
・モーターとの配線が間違っている。
・モータードライバが壊れた。
・モーターが故障している。
・電流調整がうまくいっていない。
などが考えられるかなと思います。
古いモーターで駆動までできているのでもう少しですね!
がんばってください\(^o^)/
ST4ハンドコントローラーが認識されません。
返信削除調査中です。
ST4端子につなぐOnStepの"Smart" Hand Controllerの方だとしますと、ST4端子のPin1に5V電源の接続が必要ですね。ジャンパー線で何とかなりそうです。
返信削除Basic Hand Controllerの方であればパッシブなものなので電源不要ですね。
7月に基板を分けて頂いたものです。何十年ぶりに半田ごてを取り出して悪戦苦闘の末、ようやくモーターがスマホ上のOnstepの操作に対応して回転するところまで来ました(ビクセンのMT-1モーターですのであまり高速にはできませんが)。ビクセンのコントローラーで動かした場合と比べてモーター音が大きいようで、静止時にもわずかにシャーという音がしているのですが、何か原因は考えられるでしょうか?
返信削除組み立て頑張っておられるようで何よりです(^^)
削除モータードライバはDRV8825でしょうか?
モーターから音が出る現象はキーンと高周波のようなステップ制御パルスの音が聞こえますね。
普通、完全停止状態なら音はしないはずですが、モーター保持電流が不安定で小さく振動しているのかもしれません。不安定な原因は、電圧/電流不足なのか、ドライバとモーターの相性なのかちょっと判断がつかないですね。
とりあえず、少しづつ電流調整をやってみて状況が変わるか試してみると何かヒントが見つかるかもしれません。(モーターの発熱にはご注意を)
パルス制御にともなうキーン音はTMC系のモータードライバに置き換えると、ほぼ無音になります。ややトルクが落ちるようなので、使用に注意が必要です。
さっそくありがとうございます!! ドライバはDRV8825です。キーン音は年齢のおかげかうるさいほどではないのですが、テスト時にはモーター自体が静止時も振動していたのと、シャーという音がしていた気がします。(モーターを赤道儀に固定したら振動は止まりましたが。)まずは電流調整してみます。
返信削除あと、エンコーダーを持っているのですが、部品を追加することで、Onstepに組み込むことはできるのでしょうか? それともMaxPCBとかMaxESPの部品構成でないとエンコーダー入力はできないのでしょうか?
モーターを安定して動かすには、モーターへの十分電力供給が必要になりますので、調整で何とかなればいいですね。
削除どうしてもトルク不足になるようなら、モーターの交換も考えてみてはいかがでしょう。
エンコーダーとの接続はよくわからないのですが、ザっと見た感じ、Max系の基板での実装はちらほら情報があるようですね。
お役に立てず申し訳ない。
ありがとうございました。まずは電流調整で頑張って見ます!
返信削除横から失礼します。
削除ビクセンのMT-1でモータが静止時にも音がするとのことですが、モータ静止時とはどのような状態でしょうか?
TrackingがOFFならモータ軸はスカスカで力が入ってない状態です(減速ギヤがあるので手で回すことはできません)
この状態だとモータに電流は流れておらず、キーン音も聞こえないと思います。
1倍速でE方向だと回転が静止しているだけでモータに電流は流れており、キーン音も聞こえてくると思います。
Decに関してはDRIVER_POWER_DOWNをONにすれば電流は流れなくなります。
私はMT-1を手放してしまったのでテストはできないのですが、12Vでも60倍速は出せるので頑張ってみてください。
純正のDD-3と比べると力強く、振動が大きいような気がします。
マイクロステップが使えるので1/8くらいまで設定しておくと振動が少なくて良さそうです。
B.S.Revolutionさま
削除書き込みに気付くのが遅くなりすみません。ありがとうございます。Tracking Offでも音はしています。マイクロステップについては、1/2だと問題ないのですが1/4以上の値を設定するとうまく回転しないようです。電流調整がうまくいっていないのか、あるいはモーターの結線方法を変えた方が良いのでしょうか?(今はフルコイルで結線しています。)
fukkun様
削除MT-1の残骸を引っ張り出してテストしました。
TrackingをSTOPさせてもRAはモータに電流を供給しています。
なのでモータ軸にトルクが発生し、止めた位置によってはキーン音は発生します。
GP赤道儀のMT-1使用で12V駆動(多分)の場合には、電流値はVrefで制御します。
ハーフコイルの20Ωの方が速度面で有利です。
MT-1の電流値は0.315Aなので、Vrefの設定値は0.15Vになります。
B.S. Revolution様
削除ありがとうございます。近いうちにハーフコイルを試してみようと思います。MT-1は2つのコイルの中央から出ているリード線が2本とも赤色で区別するのが面倒だったので、フルコイルにしていました。
B.Revolution様
削除DIN_8pinジャックの外側の端子の1つが中央の端子と接触してショートしていました。。チューブで絶縁し、配線をハーフコイルに直したところ、音も静かになりスムーズに加速して、いい感じです。どうもありがとうございました。
fukkun様
削除うまく動作でき、おめでとうございます。
まだまだGP赤道儀も現役ですよね、お互いに末永く使いましょう。
のりきゅう様
返信削除2つほどお教えいただければと思います。
MPUですが、Teensy3.2と4.0のピン配置はほぼ同じですが、それぞれにOnStepをダウンロードして差し替えは可能でしょうか。たとえばこの機能は3.2はOKだが4.0では使えないなどありますでしょうか。
ST4の入力をRJ12に配線しておられますが、のりきゅうさんのTeensy4.0を使った配線図とネットで公開されているOnStepの配線はRJ12のジャックの3,4,5,6番の順番が逆のように思いますがいかがでしょうか。
よろしくお願いします。
こんにちは(^^)
削除書き込みありがとうございます。
Teensyは3.2でも4.0でも差し替えるだけで動作します。
機能の制限も特にないと思います。
注意点としては、Teensy裏面のVUSBラインのカットを忘れないことくらいだと思います。
ST-4端子ですが「ネットで公開されているOnStepの配線」とは、恐らく、オフィシャルminiPCB(miniPCB2)の図面だと想像します。
https://easyeda.com/jackbak/onstep-minipcb2
この図面によると、ST-4端子のピンアサインは
3 = RA-
4 = DE-
5 = DE+
6 = RA+
となっています。
以前にST-4ピンアサインについて調べたことがあるのですが、並び順は業界標準的な規格があるわけではなさそうでメーカーによってバラバラです。
私が基準にしたのは多数派の状況です。
この辺りはマチナカリモート天文台さんが詳しく調べてくださっています。(まとめ、ありがとうございます)
https://kuwana.exblog.jp/31900073/
マチナカさんの表を引用させていただきますが、多くの赤道儀メーカー、ガイドポート付きカメラメーカーが採用しているのは、
3 = RA+
4 = DE+
5 = DE-
6 = RA-
という順番です。おっしゃる通り逆ですね。
この部分は、miniPCB互換ではないと言えばそうです。
ただ、大きな問題になるかと言えばそうではなく、ガイド信号の極性は大抵の場合ソフトウェアで反転できたり、Pins.MiniPCB.hを書き換えれば解決できます。
それよりも、デフォルトで一般的な機材仕様に合わせた方が混乱が無く、使用するうえでより現実的だと判断しました。
ちなみに、ST-4のピン1について、外部装置の電源用に5Vを出力している仕様のものがありますが、この基板ではNCとしています。
もし、ハンドコントローラー等で必要な場合は、5Vラインからジャンパを飛ばしてもらうのがいいかと思います。
これも、ピン1の先の回路がどうなっているのか分からないため、相手を壊さないように設計上はNCとしています。
Teensy3.2→4.0の件すっきりしました。ありがとうございます。
返信削除ST-4配線の件はスマートハンドコントローラーの使用を考えており、気になったので質問させていただきました。こちらもすっきりしました。
われわれ自作派は一人でやっていることが多いので、壁にあたると時間を浪費してしまうことがあります。のりきゅうさんのHPやコメントは大変助かっています。今後もよろしくお願いします。
スマートコントローラーはst-4の3-6ピンを使って通信しますが、その際にそれぞれのピンが特定の機能を持つため、本記事の基板だとそのまま繋いだだけでは動作しません。
削除スマートコントローラーの3-6を反対につなぐかソフト的に書き換える必要があります。
ご指摘ありがとうございます。
削除当初スマートコントローラーでの使用を考慮していなかったので、ST4ピンアサインを一般仕様に合わせた結果だと思います。
意外とスマコン利用が多いことを知り、次の基板製作時に参考にしようと思ってます。
ありがとうございます。
すみませんです。
返信削除一つ基本的なことをお聞きできますと幸いです。
のりきゅうさんが配布されている基板(Teensy4.0使用)にリアルタイムクロックやGPSを接続することは可能でしょうか。
ネットで下記のURLを見つけて興味を持ちました。
https://kuwana.exblog.jp/32321093/
Teensy3.6を使用した基板にGPSをつなげた画像は見ていますがTeensy4.0+GPSは見たことがありませんので質問させていただきました。
よろしくお願いいたします。
削除こんにちは。
OnStepには ver3.xx の頃からRTCとGPSのサポートはありますよね。
Config.h の
TIME_LOCATION_SOURCE
を ON にすれば使えるのですが、オフィシャルのコーディングではピンマップがMaxPCB以上(多分)でないとサポートされません。
しかしならが、私の基板でも少し改造すれば使用できると思います。
ひとまず、GPSの接続について考察します。
GPSモジュールとの接続はシリアル接続なので、基板上のシリアルピンに接続し、OnStepのGPSライブラリ用に若干のコード修正をすれば動くはずです。
その場合は、BTやWifiモジュールとの共存はできなくなります。
無線モジュールを生かしたまま使う場合は、Teensyの裏面ピンからシリアルを引き出すことになります。
実働させたことがないので想像でしかありませんが、動きそうな気がします。
OnStepをスタンドアロンとして使う場合は、GPSサポートは有用であると思います。
OnStepをINDI等での接続が前提の場合はGPSサポートは必要ではないので、情報としてもあまり無いのかなと感じますね。
RTCモジュールの方は、正直、あまり実用性を感じないのでスルーしてます。
むしろGPSでしょ、とか(^^;
ちょっと気になるので試してみようと思います(^^)
お返事ありがとうございます。
返信削除Teensy4.0にGPSモジュールをつなげる→とっても便利な印象です。
テストの方よろしくお願いします
のりきゅう様
返信削除お世話になっております。ご参考です。
理由は分かっていませんが、ESP-WROOM-02Dを接続してTeensy経由で書き込む時、最初、最新のESP8266 by ESP8266 Community ver.3.02で書き込みエラーとなりました。そこで、Ver.2.74に戻したところOKでした。これでiPhoneでSkySafari6(iOS用はWifiのみ)でも操作出来るようになりました。
こんにちは。
削除お返事遅れました(^^;
https://github.com/esp8266/Arduino
によると、3.0.x系でsoft-IP周辺処理が壊れているようですね。
試したところ、ビルドと書き込みはOKでしたが、ONSTEPへのWifi接続ができませんでした。
ちなみに、Arduino 1.8.19, OnStep 4.24です。
修正が入るまで2.74で待機ですね(^^)/
こんにちは
返信削除現在、OKI-78SR 5Vと3.3Vは各販売店に在庫が無いようです。代替品は有りませんでしょうか?
クンタカさん、こんにちは。
削除おっしゃる通り、結構長期間、OKI-78SRシリーズが欠品してます。
代替品については、こちらの記事にまとめてますのでご参考まで(^^)/
http://norikyu.blogspot.com/2021/12/dcdc.html
こんにちは。
返信削除OnStepとEKOSの組み合わせで快適に撮影できています。
最近困っていて教えてほしいことがあるのですが、
ガイドレートの変更をする場合にどこで変えればいいのでしょうか?
EKOSからINDIのコントロールパネルを見ると0.25になっていますが、
変更するためのテキストボックスが無いんです。
ご存知でしたら教えて下さい。
自己解決
返信削除シリアル通信で:Rx#ですね、 xが0なら0.25、1なら0.50になります。
WindowsだとSky Planetariumのメニューでconnecting - Control で選択できます。
お騒がせしました。
B.S.さん、こんにちは。
削除解決されたようですが、EkosのGUIで設定する方法があります。
Guiding Rate は Slew Rate に連動してまして、0.25, 0.5, 1.0 に設定するとGuiding Rateもその値になります。それ以外だとスルーされます。
INDI Control Panel の OnStepで Motion Control の中にSlew Rateがありますので設定できます。
他に、EkosのMountタブからMount Controlを表示させて、Slew Rateスライダーでも連動できます。
謎な仕様ですが、そうなってるようです。
のりきゅうさん、こんばんは。
返信削除EKOSのMotion Controlで変更できるのを確認しました。
ありがとうございます。
でも、うっかりしてGuideRateを変更してしまいそうで怖いですね。
謎仕様です、というよりMountControlがあのスライダーでコマンドを送ってるんでしょうね。
こんにちは、コチラへは初めて投稿させていただきます、i*matと申します。
返信削除先日はRev2.1基板を大盤2枚も送っていただき有難うございました。
教えて頂いたブザーの件、お陰様で、食堂テーブルでテストしてると家人からウルサイ!と言われながら元気に鳴っています!
また一つ教えてほしいのですが、ドライバのDRV8825のDecayというpinをプルアップ?するとマイクロステップの波形が滑らかになると聞いたことがあるのですが、のりきゅうさんのボードでもそうなのでしょうか?(所有してる古いオシロ、調子が悪いのか、波形が見えないのです・・)
こんにちは!
削除基板、元気に稼働していて何よりです(^^)
確かにDRV系にはモーターへの出力をなめらかにするDecayモードがありますね。
よく見かけるDRV8825モジュールのピンにはDecayが出ていないので、モジュール基板上のチップから直接信号線を取り出す必要があるかと思います。
なかなか難易度が高いですが、プルアップすれば良いようです。
お答え頂き有難うございます。
削除ナルほど・・
確かに難しそう・・
実態顕でやっと見える程度・・どうやってハンダのせるンだろう?
でも、何とかしてみたいデス・・