生まれ月の夏。
昨年、10月ころに観測を開始して、初めての夏を迎えています。
冬の寒い間に機材をそろえ、夏の観測を楽しみにしていました。
天の川や周辺の星団・星雲、アンドロメダ銀河、夏のターゲットもあれこれ考えながらだったのですが、思惑とは違い、なかなかうまくいかないものだと実感しています。
7月に入ってようやく晴れ間が見え出した夜、24日、25日、31日と観測に行きましたが、散々な結果でした。
●天候
とにかく空が見えないと話になりません。
6月、7月は観測に適した日が極端に減ることを知りました。
幸い、観測地に入って急に雨に降られたことはありませんが、曇り空はどうにもならないですね。
最近はGPV天気予報で雲量を確認して出かけるようにしています。
●雲の出かた
晴れてると思ったら急に低い雲が広がって、アッというまに星が見えなくなることがよくあります。
地表面との気温差で水蒸気が上がり雲化して現れるのでしょう。
そういった雲は風が吹けば数分で消えるのですが、たとえばオートガイド中に発生するとガイド星をLOSTすることがよくあります。
観測地が山に囲まれた環境だと、湿度も高く、空気も停留気味なので、晴れていると思っても雲が突然現れることが頻発します。
●カメラノイズ
7月24日、25日は熱帯夜だったので、観測地夜間でも気温が25度を超えていました。
そんな気温の中、長時間露光&高感度で撮影すると盛大にノイズが乗ります(^_^; 正直、びっくりしました。
今までの感覚だと、ISO3200で5分は大丈夫、ガイドがうまく行けば10分だってなんとか、と思っていましたが、夏場は5分でもノイズが多すぎです。
もちろんダーク処理などもするのですが取りきれず、特に背景の暗い部分はザラザラになってしまいノイズ処理に四苦八苦しています。
雲や天候と違って機械の問題なのでなんとかしたいのですが、、、
複数枚コンポジットでなんとか処理しないと駄目なんですかねぇ。。。。
●虫
観測地は暗いです。
設置作業中にライトを付けると虫がかなり集まってきます(笑)
また、田んぼが近いので蚊もたくさんいます。
虫除けは必須ですね(^_^; 望遠鏡に蚊取り線香ぶら下げて観測してます。
自然相手の趣味なので、自然に合わせるしかありません。
最近はキャンプ用のコットを持って行き、雲が出て作業が止まれば寝転んで休んでます。
7月31日の空は雲の出現が激しくほとんど撮れませんでしたが、気持ちを切り替え、コットに寝転がって流星観測に切り替えました。
2時間で8つほど流れたので、それだけでも満足です。
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