ベルトテスト

2016年6月7日火曜日

気象庁より近畿地方梅雨入りが発表され、しばらくは筒休みとなるかなと考えていた土曜日。
GPV予報を見てみると日曜日の夜間は奇跡的に快晴になる予報。
その後の天気はずっと下り坂っぽいのでこの日曜日が梅雨前のラストチャンス。
ガイド精度の向上にはバックラッシュの解消が不可欠なので、勢いでベルトドライブ化に着手したのが土曜の深夜でした。
作業自体は難しいわけでもないので、サクッと入れ替えて日曜日夜間にテストドライブとあいなりました。

今回、ベルトドライブ化したのはDEC側(赤緯)のモーターのみです。
先達のminerさんの記事取り敢えず反赤始めてみる。)が元ネタです。気が付けば1年以上前の記事でした(^^;
minerさんに感謝!

私のまとめはこのあたりに書いてみました。
Celestron Advanced VX ベルトドライブ化


で、テストですが、
おおむね満足できる結果が得られました。\(^o^)/

まず、バックラッシュですがほぼ無くなりました。
「ほぼ」と言うのは、ウォームホイール側のバックラッシュが若干残っているような感じです。
コントローラによる微速度時の反転動作でもほぼ待たずに反転されます。
これまでは、ハンドコントローラのアンチバックラッシュ設定でDEC側 Positive/Negative ともに24を設定していたのですが、4まで落とせました。
0でも動作しますが、念のため若干感じられる分だけ設定しています。

lin_guiderによるガイドにおいて、いつもならDEC側のRMS値がやや高めに出ていました。RA側0.4なら、DEC側0.5みたいな感じです。
今回の改造で、RA側と同数値以下で推移する感じでした。

この日は無風、雨上がりの透明度の高い空、絶好のコンディションだったので、RMS値の平均は0.3~0.35でした。もう少し下げられれば文句なしなんだけどなぁ(^^;

テストで撮影したものを一枚あげときます。


M27 こぎつね座 あれい星雲

Celestron C9.25-XLT
Celestron Advanced VX
Guide off-axis guider
+RasPi2 lin_guider
Canon EOS Kiss X6i
ISO12800, 240sec x 15枚
StellaImage7
撮影地:兵庫県たつの市新宮町
リサイズのみでトリミングしてません。



 がんばれ高感度コンポジットです(^^;
高感度で画質荒れ荒れなので、星の形が今一つ悪いですね。ピントも甘いです。

やっぱ9.25インチだと大きく撮れますね。イイ感じです。
これならレデューサー入れて、もっと短時間露光でシャープに撮った方がいいのかも。

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