やってみたガイド

2016年11月2日水曜日

今日は快晴にもかかわらず、出撃なしのニワ撮りです。
というのも、でっちあげドライバ改を実際にガイドに使用するテストやってました。
調整にPCが必要なので遠征に出られないっと、、、。

さて、使用するカメラは、SONY IMX291 センサーを使用したセキュリティ用IPカメラです。
これを、lin_guiderの動作する Raspberry Pi3 に有線LANで直結し、映像をガイドに使用します。
ガイドカメラの取り付けは、いつも使ってるカメラとポンッと置き換え出来るのでちゃっちゃとテストしちゃいましょう~(^^)/

星の多いhχ二重星団付近に向けて撮影してみました。
IMX291とAR0130の比較です。
解像度はIMX291:1920x1080, AR0130:1280x960 で最大値を選びました。


IMX291側のカメラ設定はオートゲイン、自動露光ですがその他調整なしでしっかり星をとらえてます。左上の一番暗い星で恐らく8等級くらいだと思います。

AR0130側も同じ星をとらえています(カメラ向きの関係で回転させてます)がかなり暗く写っています。ゲインをもっと上げれば、IMX291並みに明るくなりますが暗い星はかなり厳しいです。

で、IMX291でガイドをしてみると、、、、


ぶほっ!遅延しまくり(笑)
IPカメラなので、リアルタイム映像ではなく3秒ほど遅れた映像をキャプチャ処理することになり、これが災いしてガイドはほぼ不可能ということが分かりました。
ガイダーのパラメーターを調整しても無理でした(^^;;;

ま、、、、予想できたことなんですけどね。
要するに、でっかいバックラッシュがあるのと同じか。。。そりゃ安定せんよなー。
でも、ガイドは無理でもセンサー能力の高さは分かったので違うアプローチで考えることにします。


で、ここからおまけです。

AR0130の解像度の違いにおける比較をしてみます。
1280x960 と 640x480 の比較です。どちらもセンサーパラメータは同じに設定しています。


1280x960 と 640x480 の視野範囲は同じなので、どちらもセンサー面を全面使用していることになります。
また、比較すると、640x480の方が星像の輪郭がジャギーになりますが明るさは増しています。
これらから、640x480はビニングした状態の出力ではないかと思われます。
右下の暗い星が見えるようになっているのが分かります。

他に800x600が出力できますが、これは、1280x960の左上から800x600を切り取った画像が得られます。すなわち、視野範囲はかなり狭くなるのでガイドでの使用はお勧めしないどころか、使う意味はないでしょう。


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