そうこうしているうちに、EOS kiss X9i & 9000D が出たので、カメラのなんとかへ通って実機をいじり倒してました。
店員さんにお願いして、ダークイメージを撮らせてもらったんですが、不思議に思われてしまいました。(そりゃ写りよりもノイズを調べさせてくれって変だわ)
で、なぜか、手元にそれがあります(笑)
本体レビューなどは他のサイトにお任せして、X9iで天体撮影時に気になる事をつらつらと。
最初に注意点を。
現在時点、出たばかりのX9iなので、吐き出すRAWファイルCR2は処理ソフトが対応していないので読み込めなかったりします。ステライメージでも読めません。
DPPで読み込み加工は可能なので、今のところはDPP経由で画像変換してから処理しなくてはなりません。
あと、ハードウェアをコントロールする場合も未対応であったりします。オープンソースのコントロールソフト gphoto2 も試してみましたが、今のところ一部のコントロールが不能です。
ソフト側の環境が整うまで、天文撮影機材に常用は難しいというところです。
しばらくはお散歩カメラとして使います(^o^)
で、ノイズデータを並べてみます。
ISO1600~ISO25600 で 60s~180s の 各条件でのダークイメージです。
撮影環境は気温20度の屋内です。
まずは全体の雰囲気。画像は元画を面積比9分の1に縮小してます。
ノイズのムラを強調するためにすべて同じだけトーンカーブを強めにいじってます。
横方向に60秒、120秒、180秒、縦方向にISO1600、ISO3200、ISO6400、ISO12800、ISO25600の順に並んでいます。
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X6iは局所的な大きなアンプノイズが出ていたのですが、X9iのアンプノイズは全面にまんべんなく出るようです。強さもそんなに強くはありません
X9iはISO25600までが常用になっていますが(拡張はISO51200)、天体で使うならISO12800までが常用かなと思ってます。感度UPで時短には貢献しそうです。
ピクセル等倍のノイズの様子は下図のとおり。
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拡大するとノイズ粒子が結構大きいのできちんと取り切らないとムラになる可能性が高いです。
解像度も上がっている都合、ビニング処理でもいいのかなと思ったりもします。
全体的なノイズの乗りは撮影して処理してみないと分かりにくいと思うのですが、ダークを強調すると中央左に縦長のノイズのムラが出ています。
回路上の問題か、センサーの特性か、ちょっとわかりません。
ダークイメージを見る限り、ノイズの乗りも改善されているので実写での判断が楽しみです。
X6iから見ると、解像度と実用感度が上がりノイズが抑えられた画が撮れるようになると。
実践投入はもう少し先なのが残念(^^;
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