ハンドコントローラ USB化

2017年6月4日日曜日

本日は月と木星がお近付きであります。

さて、Celestronのハンドコントローラ(HC)と言えばNexStar+ですが、現行品はおけつのシリアルポートがminiUSBに変更されています。
USB-シリアルコンバータが内蔵されたのでケーブル1本でPCにつながります。

私のHCはBluetooth仕様に改造しているので、外部とHCはワイヤレスでつながるのですが、INDIサーバーでのコントロールを行うようになってからわざわざ無線化する必要性も薄くなってきました。

そこで、旧HCをUSBポート化してINDIサーバーのRasPi3に直結できるようにしてみました。
実は改造用に何本か旧HCをストックしてたりします(^^;

使ったのは、USB-UART変換基板でmicroUSB化できる代物。aitendoで390円です。
I/Oは3.3VレベルでHC基板も同じレベルなので直結できます。



まず、HC基板の改造です。
おけつにあるモジュラーコネクタは邪魔なのではがしてしまします。
基板を傷つけないようにコネクタをニッパーで割り、端子をはんだこてで外します。
次に、232Cレベルコンバータチップ、SIPEX 3232EE を外してしまいます。
外し方はICチップの足にはんだを盛り付け、こてで全体を温めながら少しずつ浮かせます。
温めながらマイナスのマイクロドライバーでゆっくりこじれば外せます。慌てるとランドがめくれたりするので注意です。
基板のランドはきれいに掃除しておきます。

配線は3本です。

SIPEX 3232EE のランドから、11ピンと12ピンのラインを引き出します。
11ピンがTx、12ピンがRx、信号線です。
また、モジュラーコネクタがあった場所にGNDが出ていますのでこれも引き出します。

引き出した線をUSB-UART変換基板に配線します。
GND - GND
12ピン - TXD
11ピン - RXD
です。

あとは、USB-UART変換基板を固定すれば完成。
面倒なので山盛りのホットボンドで固定しました。


完成。
これで、外付けのUSB-シリアル変換ケーブルが不要になりました。
microUSBケーブルだけで、普通にファームアップもできます。

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