今日はそんなあなたのお悩みをスッキリ解決!
のりきゅう流、ピンヘッダーの抜き方(破壊)講座です。
このピンヘッダー、、
見ていると、ムラムラと抜きたくなりませんか?
そんなあなた!
一緒に抜いて(破壊)いきましょう!
そんなわけで、リクエストがあったので書いてみます。
準備するものは、はんだごて、はんだ、はんだ吸い取り器(すっぽん)、ピンセット、ニッパーです。
特殊なこて先は使わず、最低限の道具でできるだけ基板にダメージが残らないように外します。今回のドナーはTMC5160モジュールです。
まず、外したいピンヘッダーのピンをスリーブ(付け根のプラ部)まで切り落としてしまいます。ピンヘッダーを再利用しようとか考えません。基本、破壊です。
一本いっぽん、丁寧に切り落としましょう。ニッパーで切り潰していくんですが、刃を入れる方向に注意する必要があります。
(見やすいように黄色のピンヘッダに変えました)
写真の通り、青い線方向へ刃を入れるのはOKです。多少、角度が付いていても大丈夫。この時、赤線の方向に刃を入れては絶対にダメです。つい、切り取りたくなってしまいますが、赤線の方向に切ると、刃の左右に押し広げる力が加わり、ピンと基板の接合部分を押し広げてしまい、最悪な場合、基板をまげてランドを損傷させてしまいます。
必ず青方向に刃を入れてください。
少しづつ切り潰していって、スリーブが外せる程度まで切っていきます。
必ず青方向に刃を入れてください。
少しづつ切り潰していって、スリーブが外せる程度まで切っていきます。
ここまでくれば楽勝です。
あとは、ピンセットでピンを丁寧に抜いていきます。片面であたため、反対からピンセットで抜く要領です。このとき、はんだ吸い取り器は使いません。使わずともピンは抜けます。
くれぐれも基板表面実装の部品を巻き込まないように注意してください。
基板を固定するクリップ台があればとても便利です。
ピンを全部抜いたら、スルーホールの余分なはんだをはんだ吸い取り器で除去します。
ピン抜きと同じく、片面からあたためたら、反対からスッポンスッポンするだけです。
はんだ吸い取り線は推奨しません。あれは平盛されたはんだを吸着する用なので、穴のはんだ吸い取りには全く向きませんし、熱を加えすぎると、ランドを破損する可能性が高くなります。
はい、きれいに外せました!
ピンヘッダーはまとめて抜こうとすると事故になりやすので、こうやって地味に抜いてます。
もちろん、高級な自動はんだ吸い取り機があればそちらの方がいいでしょう。
はんだシュッ太郎も持ってますが、いまひとつ使いにくいので、いつも今回の方法でやってます。
ご参考までに。
こんにちは
返信削除前から思っていたんですが、何のために抜くんでしょうか?
私は16ピンのICが無理でした、途中で破壊しそう。
こんにちは!
削除そこに山があるから的な、刺さっているものは抜きたくなる。そのようなものなのです!(ウソ)
さておき、、、
ソケットに刺すならこのままでもいいじゃん?と感じますが、実はピンソケットって主に2種類あります。
よく見かけるのが、ヘッダーピンという背の高いピンです。
もう一つは、半導体ソケットに使われる丸ピンというやつで、相互に互換性がありません。
ケースなどの都合で容量の決まっている基板で使う場合は背の低い丸ピンの方が好都合なのです。
で、張り替えるために、全抜きすると、言うわけなんです。
もちろん、普通のピンヘッダでも機能的に問題があるわけではありません(^^)/
とても為になりました。先に読んでいたらよかった。
返信削除Arduino Nanoのピンを細ピンに換えようとして、案の定破壊してしまいました。
ご参考になれば幸いです。
削除こういったノウハウって表に出てこない”自己流”の部分だったりしますよね(^^;