OnStep基板 Rev3.0 で OnStepX Webserver Plug-in

2023年1月2日月曜日

次世代の OnStepX で Webserver Plug-in を動かしてみます。
Webserver Plug-in は、OnStep 4.24で言うところの SWS (Smart Web Server)です。OnStep PCB ESP32版、Wifi オンが必須です。

ESP32のWifi環境により、SkySafari 等から接続してコントロールもできますし、スマホ等のブラウザでも操作できるようになります。

情報とダウンロード

オフィシャルの OnStepX プラグインは GitHubにて公開されています。

https://github.com/hjd1964/OnStepX-Plugins

上記より websiteプラグインのソースコードをダウンロードします。
以下の説明は、すでに OnStepX がビルドでき、ESP32に書き込める状態になっている前提とします。
OnStepXの設定等については、OnStep基板 Rev3.0 で OnStepX with BT, Wifi などを参考にしてください。

総合的なドキュメントは OnStep Wiki 下記のアドレスです。

OnStepX側の設定

OnStepXプロジェクト内の Extended.config.h で設定を変更します。

 

WEB_SERVER (必須)

#define WEB_SERVER                     ON

Wifi機能を有効にした上で、WEB_SERVER フラグをONにします。デフォルトは OFF です。

OnStepX側の設定は以上です。

OnStepX Webserver Plug-in

ソースコードの展開

ダウンロードした OnStepX Webserver Plug-in のソースコードを展開します。

展開する場所は、OnStepX\src\plugins\ フォルダの中に、websiteフォルダを展開します。

プラグインの有効化

plugins フォルダ内に Plugins.config.h があります。
この設定ファイルを書き換えて、プラグインを有効化します。任意のテキストエディタで開いてください。

PLUGIN1 (必須)

#define PLUGIN1                    website

コピーしたフォルダ名を記述します。ここでは、website になります。
その直後に、Web Server プラグインの設定ファイルを include します。

#include "website/Website.h"

以上でプラグインが有効になります。

ESP32への書き込み

以上の変更を行ったうえで、Arduino IDEを使用してESP32(PCBはMaxESP3仕様)へ書き込みます。

ビルドに必要な Arduino IDEのESP32のボードバージョンについてオフィシャルの情報は下記にあります。

https://onstep.groups.io/g/main/wiki/3915 

ボードバージョンについては情報が交錯していますので、各自、実際にビルドできるか、正常動作するか確認しておきましょう。ボードタイプは ESP32 Dev Module を選択します。

Webserver へのアクセス

OnStepXが起動したら、OnStepX の Wifi AP へスマホ等で接続します。

APのIPアドレスをブラウザでアクセスすると、OnStepX Webserver Plug-in が開き、各種設定やコントロールができるようになります。

デフォルトでは、http://192.168.0.1 になります。

基本操作は SWS(Smart Web Server) と同じです。

Wifi化のついでに Webserver を動かしておけば、スマホ+ブラウザで最低限の操作はできるので、緊急的な使い方ができると思います。




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