Raspberry Pi で天体撮影システム INDI環境

<セクション>
  1. Raspberry Pi で天体撮影システム Lubuntu環境
  2. Raspberry Pi で天体撮影システム INDI環境
  3. Raspberry Pi で天体撮影システム その他

ここから、INDI環境をインストールします。
このセクションまでで、最低限必要なINDIサーバー環境が整います。

INDI インストール

リポジトリの登録(初回のみ)とか

$ sudo apt-add-repository ppa:mutlaqja/ppa
$ sudo apt update

INDIドライバ群インストール

$ sudo apt install indi-full gsc
$ sudo apt upgrade

必要であれば、Nightly Buildsのリポジトリを登録しておく。
Nightly Builds は現在開発中のバイナリがインストールされるので、バグ改修等必要な場合は使用しましょう。ただし、正規版ではないので他の不具合が隠れている場合があります。

$ sudo apt-add-repository ppa:mutlaqja/indinightly
$ sudo apt update
$ sudo apt upgrade


 

INDI server manager インストール

情報は下記のURLを参照。
http://www.indilib.org/support/tutorials.html
https://github.com/knro/indiwebmanager

pipでインストールします。

$ sudo apt install python3-pip
$ sudo pip install indiweb

ブート時に自動起動するためにサービスを登録します。
自動起動用 /etc/systemd/system/indiwebmanager.service を作ります。

$ sudo vi /etc/systemd/system/indiwebmanager.service

内容は下記のような感じ。

[Unit]
Description=INDI Web Manager
After=multi-user.target

[Service]
Type=idle
User=pi
ExecStart=/usr/local/bin/indi-web -v
Restart=always
RestartSec=5

[Install]
WantedBy=multi-user.target

Userにはサービスを動かすユーザー名を指定してください。
サービスの登録をします。

# sudo systemctl daemon-reload
# sudo systemctl enable indiwebmanager.service

リブートすればOK

アクセスは http://localhost:8624

QHY SDK をインストール

https://www.qhyccd.com/ から、CCDカメラのSDKをインストールします。

ダウンロードは、
https://www.qhyccd.com/html/prepub/log_en.html#!log_en.md

LATEST RELEASE のSDKアーカイブをダウンロードします。RasPi4 64bitの場合は、Arm_64を取得してください。

$ wget https://www.qhyccd.com/file/repository/publish/SDK/220725/sdk_Arm64_22.07.25.tgz

解凍してインストール

$ tar zxfv sdk_Arm64_22.07.25.tgz
$ cd sdk_Arm64_22.07.25/
$ chmod +x install.sh
$ sudo ./install.sh

udevをreloadして認識可能状態にします。

$ sudo udevadm control --reload-rules
$ sudo udevadm trigger

カメラをUSBに刺すと認識するはずです。

セクションの終わり

ここまでで、INDIサーバーとサーバーマネージャーの環境が整いました。
赤道儀やCCDなどを接続して、制御可能な状態になっています。

制御対象の機材をRasPi4に接続して、KStars & Ekos で制御、撮影ができるように調整してみましょう。


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