ここから、INDI環境をインストールします。
このセクションまでで、最低限必要なINDIサーバー環境が整います。
INDI インストール
リポジトリの登録(初回のみ)とか
$ sudo apt-add-repository ppa:mutlaqja/ppa
$ sudo apt update
INDIドライバ群インストール
$ sudo apt install indi-full gsc
$ sudo apt upgrade
必要であれば、Nightly Buildsのリポジトリを登録しておく。
Nightly Builds は現在開発中のバイナリがインストールされるので、バグ改修等必要な場合は使用しましょう。ただし、正規版ではないので他の不具合が隠れている場合があります。
$ sudo apt-add-repository ppa:mutlaqja/indinightly
$ sudo apt update
$ sudo apt upgrade
INDI server manager インストール
情報は下記のURLを参照。
http://www.indilib.org/support/tutorials.html
https://github.com/knro/indiwebmanager
pipでインストールします。
$ sudo apt install python3-pip
$ sudo pip install indiweb
ブート時に自動起動するためにサービスを登録します。
自動起動用 /etc/systemd/system/indiwebmanager.service を作ります。
$ sudo vi /etc/systemd/system/indiwebmanager.service
内容は下記のような感じ。
[Unit]
Description=INDI Web Manager
After=multi-user.target
[Service]
Type=idle
User=pi
ExecStart=/usr/local/bin/indi-web -v
Restart=always
RestartSec=5
[Install]
WantedBy=multi-user.target
Userにはサービスを動かすユーザー名を指定してください。
サービスの登録をします。
# sudo systemctl daemon-reload
# sudo systemctl enable indiwebmanager.service
リブートすればOK
アクセスは http://localhost:8624
QHY SDK をインストール
https://www.qhyccd.com/ から、CCDカメラのSDKをインストールします。
ダウンロードは、
https://www.qhyccd.com/html/prepub/log_en.html#!log_en.md
LATEST RELEASE のSDKアーカイブをダウンロードします。RasPi4 64bitの場合は、Arm_64を取得してください。
$ wget https://www.qhyccd.com/file/repository/publish/SDK/220725/sdk_Arm64_22.07.25.tgz
解凍してインストール
$ tar zxfv sdk_Arm64_22.07.25.tgz
$ cd sdk_Arm64_22.07.25/
$ chmod +x install.sh
$ sudo ./install.sh
udevをreloadして認識可能状態にします。
$ sudo udevadm control --reload-rules
$ sudo udevadm trigger
カメラをUSBに刺すと認識するはずです。
セクションの終わり
ここまでで、INDIサーバーとサーバーマネージャーの環境が整いました。
赤道儀やCCDなどを接続して、制御可能な状態になっています。
制御対象の機材をRasPi4に接続して、KStars & Ekos で制御、撮影ができるように調整してみましょう。
0 件のコメント:
コメントを投稿