Raspberry Pi で天体撮影システム その他

<セクション>
  1. Raspberry Pi で天体撮影システム Lubuntu環境
  2. Raspberry Pi で天体撮影システム INDI環境
  3. Raspberry Pi で天体撮影システム その他

その他ツールのインストールなどのメモです。

astrometry.netのインストール

コマンドラインより一発インストール。

$ sudo apt install astrometry.net

astrometryのツールとかpython関連パッケージがインストールされます。

続いて、solveで使用するカタログをインストールします。
必要なカタログインデックスについての解説は下記のURLなどを参照してください。
鏡筒とカメラによる視野によって必要なインデックスが変わるので注意が必要です。

http://astrometry.net/doc/readme.html
https://www.indilib.org/about/ekos/alignment-module.html

で、パッケージ化されたものが下記のアドレスに落ちているので、ダウンロードしてインストールすれば幸せです。

http://data.astrometry.net/debian/

例えば、

$ wget http://data.astrometry.net/debian/astrometry-data-4208-4219_0.45_all.deb
$ sudo dpkg -i astrometry-data-4208-4219_0.45_all.deb

こんな感じでインデックスファイルをインストールしていきます。

カタログはディレクトリ /usr/share/astrometry/ 以下にインストールされます。

lin_guider インストール

lin_guider 5.0.0 から Qt5化したのでmakeに必要なツールライブラリ等をインストールしておきます。Ubuntu 22.04 環境からQt5関係のパッケージが統廃合されているらしく名前が変わっています。

$ sudo apt install libusb-1.0-0-dev fxload libftdi-dev libraw-dev libtiff-dev libusb-dev liblcms2-dev libtiffxx5 libjpeg-dev libjbig-dev liblzma-dev qttools5-dev-tools qt5-qmake qtbase5-dev-tools qtbase5-dev qtchooser

他にカメラを動かすライブラリ群が必要です。カメラメーカーに合わせて、QHYやZWOのSDKからライブラリをインストールします。
これらは、INDIのリポジトリからインストールできますので、INDIをインストールしていれば大丈夫かと思います。

norikyuバージョンをダウンロードしてmake

lin_guider-5.0.1-norikyu.tar.bz2をダウンロードしてmake

$ tar jxvf lin_guider-5.0.1-norikyu.tar.bz2
$ cd lin_guider_pack
$ cd lin_guider
$ ./build.sh

build/release/lin_guider が実行ファイルです。おもむろにコピー。

$ sudo cp build/release/lin_guider /usr/local/bin/

日本語化リソースをビルドします。

$ ./build_i18n.sh

以上で完了です。

lxqtアプリケーションメニューカスタマイズ

https://github.com/lxqt/lxqt/issues/876

 
Lubuntu 環境の lxqtで使われているパネルのアプリケーションメニューですが、「画面ロック」とか「サスペンド」とか、不用意に触ると面倒くさいメニューがたくさんあってややこしいので非表示にします。

メニュー項目の設定ファイルは、各々次の場所にあります。

/usr/share/applications/lxqt-hibernate.desktop
/usr/share/applications/lxqt-leave.desktop
/usr/share/applications/lxqt-lockscreen.desktop
/usr/share/applications/lxqt-logout.desktop
/usr/share/applications/lxqt-suspend.desktop
/usr/share/applications/lxqt-about.desktop

各ファイルを、~/.local/share/applications にコピーします。

$ mkdir ~/.local/share/applications
$ cp /usr/share/applications/[各ファイル] ~/.local/share/applications

それぞれの .desktop ファイル内のセクションに非表示フラグの NoDisplay=true を追加します。

[Desktop Entry]

NoDisplay=true


以上でスッキリ。
タッチパネルでもタッチミスで画面ロックしたりスリープしたりせずストレスフリー。

セクションの終わり

個人的に必要な設定などをメモしてみました。

Ubuntu 22.04になってパッケージ管理が変更になってたりするので戸惑うこともありますが、Google先生に教えてもらいましょう。

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