昨晩はねばってねばって、なんとかテスト撮影ができました(^_^;
うす曇は残ってましたが、晴れ間を狙ってNexGuideとlin_guiderのガイドテストです。
早速、結果を(笑)
リング星雲を中止に撮影した写真の一部を50%縮小したものを並べてみました。
(1)~(3)は条件を変えたNexGuideでガイドしたもの。
(4)はlin_guiderでガイドしたものです。
すべて、ガイド星は同じ星を使用しています。
パッと見、左半分はピントが甘いかな?という感じに見えますが、拡大すると、星像が楕円に膨らんでいるのがわかります。
(1)~(3)の違いは、NexGuideのパラメータ GR, GDの設定率の違いです。
(1)はキャリブレーション値の100%、(2)は50%、(3)はより小さく25%で設定しました。
さらに、分かりやすく一部を拡大したものがこれです。
まず、NexGuideです。
(1)は星像が流れたように写っています。
ST4Monitorを見ているとDEC側の暴れが目立ったので、DEC方向のブレがそのまま星像を膨らませている原因だと思われます。
(2)はセオリー的に通常使用するGR、GD値なのですが、やはりDEC側の補正が強く星像は少し楕円になってしまいました。
(3)は一般的にはGR、GD値として小さすぎると考えられますが、ところがどっこい、まずまずの写りになりました。
モニタのグラフもガイドが遅れる様子も無く、安定したガイドになっていました。
意外といい結果を生むようです。
対して、lin_guider。
(4)のみですが、比較的安定するPID設定を行い、最小ガイド実行時間を10msにしています。
エラーに対して、比較的頻繁に補正が入る設定です。
点像にかなり近いのが分かります。
ガイド性能としては問題ないレベルと思います。
また、NexGuideの場合、(3)のようにGR,GD値を極端に小さくしてもガイドは可能であること。
補正値が小さくなるので、大振りせず星像も安定することが分かります。
(3)と(4)を比較しても、許せる範囲じゃないでしょうか。
ただし、赤道儀の精度もそれなりにあることが必要になるでしょう。
NexGuideの使い方が変わってきそうです(^^)
素晴らしすぎますッ!
返信削除うおぉ、今夜は祝杯ぢゃ!級のレポートです。諸々考察できそうですが、長くなりそうな予感がするので、ブログに書いちゃいます。たぶん(なんつー他力本願な...)
そうですね。
削除まだ考察できることはたくさんありますが、基本的な考え方として、ガイド補正は最低限にとどめる、ということが言えそうです。
考えたら当たり前なんですがね(^_^;
で、ここで問題になってきそうなのがピリオディックモーションによるズレです。