久々に星空

2015年6月24日水曜日

昨晩はねばってねばって、なんとかテスト撮影ができました(^_^;
うす曇は残ってましたが、晴れ間を狙ってNexGuideとlin_guiderのガイドテストです。

早速、結果を(笑)


リング星雲を中止に撮影した写真の一部を50%縮小したものを並べてみました。
(1)~(3)は条件を変えたNexGuideでガイドしたもの。
(4)はlin_guiderでガイドしたものです。
すべて、ガイド星は同じ星を使用しています。
パッと見、左半分はピントが甘いかな?という感じに見えますが、拡大すると、星像が楕円に膨らんでいるのがわかります。

(1)~(3)の違いは、NexGuideのパラメータ GR, GDの設定率の違いです。
(1)はキャリブレーション値の100%、(2)は50%、(3)はより小さく25%で設定しました。

さらに、分かりやすく一部を拡大したものがこれです。


まず、NexGuideです。
(1)は星像が流れたように写っています。
ST4Monitorを見ているとDEC側の暴れが目立ったので、DEC方向のブレがそのまま星像を膨らませている原因だと思われます。
(2)はセオリー的に通常使用するGR、GD値なのですが、やはりDEC側の補正が強く星像は少し楕円になってしまいました。
(3)は一般的にはGR、GD値として小さすぎると考えられますが、ところがどっこい、まずまずの写りになりました。
モニタのグラフもガイドが遅れる様子も無く、安定したガイドになっていました。
意外といい結果を生むようです。

対して、lin_guider。
(4)のみですが、比較的安定するPID設定を行い、最小ガイド実行時間を10msにしています。
エラーに対して、比較的頻繁に補正が入る設定です。
点像にかなり近いのが分かります。
ガイド性能としては問題ないレベルと思います。

また、NexGuideの場合、(3)のようにGR,GD値を極端に小さくしてもガイドは可能であること。
補正値が小さくなるので、大振りせず星像も安定することが分かります。
(3)と(4)を比較しても、許せる範囲じゃないでしょうか。
ただし、赤道儀の精度もそれなりにあることが必要になるでしょう。
NexGuideの使い方が変わってきそうです(^^)

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