Raspberry Pi2に赤道儀の制御を組み込んだので、早速、ガイドテストをしてみました。
ガイドの様子はこれ、
ガイドを行って目からうろこだったのは、ほとんど補正信号が出ていないってこと。
lin_guiderのエラーグラフを見ていても、確かに微小なエラーが出ているんだけど、許容範囲内と考えて補正は行わないのです。
実際に、次の瞬間には元に戻っていたり、許容範囲内に留まったままだったりするので、大きくエラーにはならない状態で推移します。
エラーの蓄積が閾値を越えた時点ではじめて補正される感じ。
よく考えると、事細かに補正をするとどうなるか?
補正によるオーバーシュートや機械的な遅延分をさらに補正するような形になってしまい、収束するまで小さな補正を何度も繰り返すことになるのは予想がつきます。
結局、補正のための補正が星像を太らせる原因になったりもするわけです。
その点、閾値を持った補正だと、基本的に赤道儀の追尾能力に任せておいて、必要時にだけ口を出す形です。
今回のテストでも、追尾が非常に安定している状態ですが、これは意外にも Advanced VX の追尾性能が安定していると言うことになります。
もちろん、もっと精度を上げるには細かい制御を必要としますが、それはまた次回に試してみたいと思います。
参考までに、ガイドを行いながら撮影したM51をピクセル等倍で切り出してみました。
ISO1600, 露光300秒です。
補正、ほとんどかかってないですね... で、激しく卵化する訳でもなく...
返信削除NexGuideのGR, GDを下げると補正が少なくなる(と思いこんでる)なら、う~んと下げちゃうって手もありなのかなぁ... とか、諸々ハテナ虫が発生してます...
そう、そうなんですよ!
削除私もNexGuideの補正値を思い切り下げてしまえば?と考えました。
赤道儀の精度がある程度でるなら、オートガイドの力を最小限にしたほうがいいのかもしれません。
雨で、試せてないのですが、、、、(~_~;
次はlin_guiderの補正閾値をほぼなくして、頻繁に補正が入るようにするとどうなるかも合わせて試したいと思います。