早速、動作確認をして改造パッチを当てたのでソースを放流しておきます。
■lin_guider-3.2.0-norikyu.1.tar.bz2
norikyuバージョンのlin_guider 3.2.0 ソース一式です。
バイナリは含まれていません。
タブレット運用を主眼に、操作性の向上など小さな修正を入れています。
ファイルはココ lin_guider-3.2.0-norikyu.1.tar.bz2
ver 3.1.0 -> ver 3.2.0 の変更点は、
- GPIO使用時のDEC swapバグの修正。
- ガイダーウィンドウのUI変更。
- カメラウィンドウをイメージにフィットさせる機能。
- 正規化によるゲインの指定。
- アプリ終了してもレチクル角度を記憶
- カメラ関係の修正
見た目ではドリフトグラフの表示サイズを変更できるようになりました。
オリジナル->norikyuバージョンの変更点は下記の通りです。
- ガイド開始初期のレチクル移動
リュウさんのパッチアイディアを基に実装しました。
キャリブレーション後、ガイド枠と基準レチクルがずれた状態から開始されるのですが、この状態から始めるとガイド初期に鏡筒を大きく動かす必要があり、安定するまで時間が必要です。
そこで、ガイド初期時にレチクル側をガイド枠内に強制移動させ、ずれの無い状態からガイドが開始されるように修正しました。 - 日本語訳の添付
訳が間違っているかもしれませんが、仮の日本語化を行いました。
翻訳ファイルをインストールするには、アーカイブ内のスクリプト、 build_i18n.sh を実行してください。 - ガイド星ロスト時に追尾暴走しないように修正。
ロスト時にはガイドをPAUSEするように変更。ガイド星が復帰したら自動的にPAUSE解除されガイドが再開されます。
PAUSE判定は Q-ctrl のスレッショルド値のうち停止値(単位は%)を使用します。
Q-ctrlがFULLの場合は停止してしまいますので、Notify か Off で使用してください。 - ガイド枠のダブルクリック移動
カメラビュー上でダブルクリックによるガイド枠の移動が可能です。タブレット上のVNCからの操作性がよくなります。 - calibrationウィンドウとguiderウィンドウの表示位置の記憶
ガイド毎にいちいち表示位置を調整しなおさなくてもOK。
■v4l2ucp-2.0.2-norikyu.3.tar.bz2
norikyuバージョンのv4l2ucpソース一式です。
バイナリは含まれていません。
前回のものにパッケージミスがあったのでそれを修正したものです。
ファイルはココ v4l2ucp-2.0.2-norikyu.3.tar.bz2
オリジナルとの変更点は下記の通りです。
- レイアウトの変更
- Exitボタンの追加
- 設定できるパラメータが少ない
ガイドカメラの調整に特化していますので、星像を映し出すための明るさ調整を主に設定できます。接続されているUSBカメラによって設定できるパラメータが異なりますが、次のパラメータが設定できます。
Brightness, Contrast, Gamma, Exposure, AutoGain, Gain, Sharpness, Exposure Auto, Exposure Absolute, Exposure Auto Priority
2つとも、ビルドは各自で必須です。
分からないことやバグがあったら遠慮なくコメントでお知らせください。
Canon EOSシリーズに特化した、タイマー撮影用スクリプト eosshot-0.2.tar.bz2 は前回のまま修正なしです。
ファイルはココ eosshoot-0.2.tar.bz2
使い方など、詳しくはアーカイブ内の readme.txt をご覧ください。
StarsPiというAndroidアプリを見つけました。カスタマイズ版Lin_guiderと組み合わせて、シンプルでスマートなコントロールが出来そうです(^^)
返信削除ただ、Jessieでは再makeが必要かもしれません。
をぉ、すばらしい!
削除lin_guider 3.1.0へパッチ当てたソースになっているので、3.2.0へは差分パッチ当てて再makeですね。
ネットワーク経由のリモートコントロールはオリジナルのlin_guiderにも機能があるんですが、これはそれをかなり拡張したものみたいですね。
ネットワーク経由でガイドカメラビューが取れるならかなりやりやすくなります。
私も試してみます。
ラズパイの電源ONしたら、このLin_guiderまで自動起動するには、どうすればいいんでしょうね? Wheezyだと、X-Windowを自動起動しないといけないんですよね?(笑)
返信削除あと、「StarsPi APK」で検索すると、Android側のファイルがダウンロードできる気がしますけど・・・、AndroidのGUIも修正できたりして?(笑)
ブート時のX起動は確か raspi-configでboot時のI/F設定があったような気がします。
削除コマンドラインより、
$ sudo raspi-config
でメニューを探してみてください。
あと、StarsPi版lin_guider の自動起動は、アーカイブの中にスクリプトが入ってます。/starspi/install_script/setup_autorun.sh
を動かすと、piユーザーのXデスクトップ環境のautorunにlin_guiderの起動ファイルをコピーします。
具体的には、/home/pi/.config/autostart/starspi.desktop が作られます。
これで、ブート->X起動->lin_guider起動になるはずです。