INDIの世界を少し触ってみました。
Raspberry Pi3上のUbuntuにKStars+Ekosを入れて試してみました。
一番気になってたのは、撮影カメラ制御とオートフォーカサーの動作です。
canon X6iをRasPi3にUSB接続して制御してみます。
まず、撮影タブ
左側のCapture Settingsで撮影時間やカウント、ディレイ、ISO、フィルタホイールがあればフィルターの指定ができます。CCDならbinningも指定できるようです。
右側のSequence Queueは撮影パターンをいくつか登録でき、その順番に撮影するためのキューです。ISO3200で300秒を5枚、ISO1600で120秒を5枚など多重露光のパターンや、フィルターを自動変更してRを300秒で10枚、Gを300秒で5枚なんていう撮影も自在です。
進捗も表示されるのであとどれくらいで終わるのかも分かります。
ほぼ私の欲している機能は搭載しているのですが、Ditheringができないような気がします。
あるいは1枚撮影ごとにスクリプトを実行できればいいんですが、そういった機能は見つけられませんでした。
次、フォーカサータブ
フォーカサーにcanon DSLRが表示されてます(^^)
一眼レフ+カメラレンズだと、カメラレンズのフォーカス機能も制御できてフォーカサーとして使用できるようです。これはちょっとびっくりです。
つまり、望遠レンズを付けたオートフォーカスカメラだと、カメラに触れることなく、撮影時ピント合わせから撮影までできてしまうわけです。
NES赤道儀+望遠カメラに持って来いの環境かも。
実際にオートフォーカスを動かしてみましたが、一応、動作しているようです。
動作は、カメラ撮影->星像チェック->フォーカス移動->カメラ撮影->...を自動的に繰り返しながらピント位置を探ります。
ピントが行きすぎたらちゃんとピントを戻したり、絞り込み動作をちゃんと行っていました。
画面右上が撮影された星像の切り取り画像です。
オートフォーカスを開始すると、まず最初に全体の画像が表示されます。その時、星として認識される部分がマークされるので、その中からどの星をピント合わせに使用するか指示します。
その後、実際のオートフォーカス動作が開始されます。
画面右の下が、星像の良し悪しをHFRという指数で表しています。
横軸が試行回数で、HFRが小さいほど良いようです。
10回試行して一番低いレベルに合わせたときの様子です。
真ん中のグラフは、星像の状態と理想の状態を比較するグラフです。緑と赤のグラフが表示され、重なり合っているとピントが合っているということです。
リアルタイムに素早くは動作しませんが、撮影->比較->合わせの動作を自動で繰り返しているのを見てると、がんばってるな!という感じです(^^;
でも、見てるだけでピントが合うんですから、バーティノフマスクかぶせて手動でピント合わせするより遥かに楽ちんです。
こりゃ、C9用のフォーカサーを自作せねば!?
さて、INDIは制御環境として良くできていて、実際に使用に耐えうるソフトだと感じました。
ただ、Raspberry Pi3上でサーバーもクライアントも動かすと、動作がやや重くて、特にメモリが不足気味になるのでサクサクとはいきません。
やはり、RasPi3上ではINDIサーバーとして動かしてデバイスを制御し、クライアントはネットワーク経由で操作した方がいいように思います。
うむ、これは使えそうな予感。
のりきゅうさん
返信削除Ekos+Kstarsですが、Kdeの日本語環境をインストールするとKstarsが日本語で表示されました。
データメニューからカタログや星図上に表示する写真も追加でき、SkyChartに対して不満に感じていたことが全て解決できました。
更に写野の位置合わせにPlateSolve機能が非常に効果ありでした。
作者に要望を出したところ、なんと次の日に変更してくれCマウントレンズの焦点距離にも対応してくれたので電子ファインダーとしても使えるようになりました。
(システム16.04が必要でした。)
新バージョンにアップされていますよ
オートフォーカスまだ試していませんでしたが便利そうですね。
もう読まれているかもしれませんが、Ardiunoを用いたフォーカサーの説明がありましたね。
http://www.indilib.org/support/tutorials/143-diy-remote-focuser-with-indi.html
のりきゅうさんがすでに実行されていますので期待してます。
Nuavdさん、こんにちは。
削除そうそう、その記事です!(^^)
それを見てドライバも書けそうだと目論んでみました(笑)
それと、情報ありがとうございます。
日本語化やっぱりKDEコアに依存してたんですね。キーマップもおかしいし私も悩んでました(^^;
ファインダー化はいいですね、補正を含めた自動導入は是非やってみたいです。
INDIのフォーラム読んでると色々と面白い構成で運用している人がいて参考になります。
NES赤道儀に導入しているOnStepをINDI化するドライバの存在に気付いて、そちらもテストしようと思ってます。
これができれば、NESでの自動運転制御+望遠カメラ制御+オートガイドがすべて揃います。
発展性のあるプロジェクトって面白いですね。
ハードウェアも含めても理解できる人しか触れない敷居の高さがあるので、シンプルに使用できるイメージの配布でもできればいいのですが。
のりきゅうさん
削除Plete Solverの設定変更の要望がたった1日で取り組んでくれたのには本当に驚きました。
Plete Solvering良いですよ。今回の変更で電子ファインダーにも使用できますし、撮影用のカメラの位置合わせにも使えます。
(しかも想像以上に早い)
各種設定はまずコントロールパネルで行い、操作をEkosで行うような流れでした。
ユーザーインターフェースなどは若干こなれていないところもありますが本当に発展性のあるプロジェクトだと思います。
私はハードもソフトもさっぱりですので自分が欲しい機能がどのようにすれば実現できるかをトライ&エラーで探るしか出来ませんが、のりきゅうさんのようにそれらに明るい人は可能性が広がりますね。
今回は天体で取り組みましたが、様々な機器の制御がラズパイで実現できそうなので、これからもいろいろ調べてみようと思っています。
きっかけをいただけたことを感謝してます。
いへいへ、こちらこそ。
削除ネタを投げて頂いてありがとうございます。
できることが分かれば、アイディアも浮かびますよね。
私もラズパイはマイコンボードとはまた違う位置づけで良いデバイスだと思います。
天体観測とは違う目的になってきちゃってますが(^^;、こういう仕組みももっと普及してほしいですね。
~メモ~
返信削除ubuntu上でのKDE日本語表示は、KDEの日本語パックをインストールすればOK
# sudo apt-get install language-pack-kde-ja
がしかし、キーマップはでたらめのまま(´・ω・`)
のりきゅうさん
削除VMWAREですよね
ubuntuってデフォルトでキーマップ設定入っていないんですね。。
以下の流れで改善されませんか?
sudo apt-get install console-data
コンソールデータの設定→了解→
アーキテクチャリストからキーマップを選択
お手持ちのキーボードに設定で治りませんか?
Nuavdさん、ありがとうございます。
削除console-data入れ直してゴソゴソしたら直ったようです(^^)
インストール中になにか失敗したのかなぁ。
昔のLinuxと違ってよく分からないことが増えてしまった(^^;