さてさて、
NES赤道儀のメンテもぼちぼち進んでいます。
先日、ウォームギアを開けてみました。
ギアボックスは六角穴付ボルト3箇所で止まっています。
ボルトを外すと簡単に開きます。
ウォームホイール、ギアともグリス切れにはなっていないようです。
ただ、ウォームギアの軸がカタカタと少し動いてしまうので、駆動ギアと反対の六角ナットを緩めて、中の止めネジを少し締めてがたつきを消しました。
調整が終わったら六角ナットを締めておきましょう。
お次は元に戻して調整します。
ウォームギアとホイールのあたり調整は、写真の3本のネジで行います。
調整の前に、(1)(2)のネジを締めてギアボックスを少し強めに固定しておきます。
(a)のネジは引きネジ、(b)(c)のイモネジは押しネジになっています。
調整は駆動ギアを手で回しながら行います。
回転に少し引っかかり出るくらいまで(a)の引きネジを締めます。
(b)(c)の押しネジを締めてウォームギアのあたりを弱めます。
(a)(b)(c)を締めたり緩めたりして引っ掛かりが無いギリギリのところに合わせます。
最後に(1)(2)を締めて固定します。
注意点は、ギアボックスを止めているののは(1)(2)のネジで(a)(b)(c)は調整用のネジと言うこと。(a)(b)(c)は強めはOKですがぎゅうぎゅうに絞めてはダメです。
また、最後の(1)(2)を締めるとウォームギアも少し締まってしまうので、その分を考慮して調整しなくてはなりません。
で、駆動系の次はコントローラの改造です。
改造と言ってもST-4ポートを出すだけなんですが、オリジナルのコントローラーボックスでは小さいので大きめのケースに組み直しました。
弁当箱にコントローラ基板を丸ごと入れちゃうだけ(^_^;
ふたをすれば、RAとDECボタンすら隠れて触れない状態になります。
スペースに余裕があるのでST4モニタも一緒に入りそうな予感。
とりあえず、オートガイダーからの信号を受け取ってモーター制御できることは確認できました。
ちなみに、NESコントローラはボタン押下で2倍速または8倍速の移動が可能です。
ST-4ポートは基本的にこのボタンのスイッチングを引っ張り出しているだけなので、オートガイド時の動作速度を2倍速か8倍速か決めておかなければなりません。
8倍、、、はちょっとやりすぎの気がするのでとりあえず2倍かな(^_^;
新しいコントローラを赤道儀に取り付けた例。
コントローラを三脚に固定して、RA側のDIN5ピンコードと、同じくDEC側のコードを繋ぐ形になります。
DEC側はカールコードに直しました。
ちなみに、このままだとボタンによる手動調整が出来ません。
困るようならキーパッドを作ればいいし、lin_guiderシステムを使うならタブレット上でコントロールできます。
ひとまず、オートガイドができるまでには改造できたと思います。
あとは、運用と実地テストです(^^)
相変わらず凄すぎです...
返信削除この赤道儀に何を積んでどんな写真が撮れるのかワクワクです
古い架台なので、ビシッと動いてくれるか心配はあります。
削除当面は手持ちの屈折とカメラレンズで運用になるでしょうけど、その先ですね。
赤いカメラと反射?うーん、お金が(>_<)
赤いカメラ=>自力で剥ぎ取る
削除反射=>自力で鏡を磨く
... ワクワク...
うぐぅ、自作望遠鏡までいっちゃいますか(^^;
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