いぢくりINDI

2017年1月29日日曜日


新月期というのに、写真もろくすっぽ撮らず、

こんなの作ったり

INDI環境をいぢくり倒したりしてます(^^;
調べれば調べるほど、統合環境の素晴らしさが理解できます。
いやはや、INDIってめっちゃ考えられてますわ。

ここやこのあたりの記事からさらに分かったことなどを少々。


●Plate Solvingの威力

Plate Solvingの力は偉大です。
私の中でずっとイメージしていたことがこんなにも簡単に実現できる仕組みがあるのはとても素晴らしい事です。

INDIでは、Plate Solvingを使って、実際の天体に対するgoto alignment と 極軸調整のpolar alignment が可能です。
goto alignment を使えば、AVXのセットアップ時の2Starアライメントを置き換えることができそうです。
しかも、座標ずれの修正はPlate Solvingでやってくれるのでほぼ自動です。ターゲット星を探すために筒を覗かなくてもよくなります。
polar alignmentも併用すれば、極軸合わせもモニタを見ながらできることになります。

また、例えばネットで拾ってきた写真をPlate Solvingに食わせるだけで、その写真の天体域座標を割り出し、自動的にgotoする面白い機能もあります。


●Celestron Advanced VXとの連携

これまでは、Bluetooth化したAVXをSkySafariで動かしていましたが、indi_celestron_gpsドライバで直接制御できることが分かりました。
INDIによる制御に切り替えると、先のPlate Solvingの恩恵や、オートガイド制御もINDIでできるようになります。
通常の接続方法はシリアル(COM)接続ですが、Bluetooth-シリアルコンバータに対してBT接続すればそのままCOMポートとして使用できるので配線いらず、手間いらずです。


●オートガイド

Ekosには内蔵オートガイダー(lin_guiderのサブセット)が搭載されているので単体でもガイド可能ですが、外部でlin_guiderやPHD2でのガイドを行うことも可能です。
lin_guiderの場合ガイド状況もモニタできます。
何より、外部lin_guiderを使用しても完璧にDitheringが行えます。
難しい設定なしで、ちゃんとlin_guiderに対してDither命令を発行し制御を行います。
Ditheringは撮影枚数指定で発行することもできます。
例えば、同じフレームを2枚撮影したらDitheringする。というやり方です。


●複数カメラの制御

INDIでは理論上、何台でもカメラを制御することができます。
例えば、鏡筒撮影用にCCD1台、一般撮影用一眼1台、ガイド鏡に1台、OAGに1台、という構成でもすべてコントロールできます。
ガイドを途中でOAGに切り替えたり、同架している一眼撮影にしてみたり、自由自在です。
こういうことができるとなると、据え置き大型赤道儀に筒を複数並列同架して撮影することも簡単にできるんだと思えます。


なんだかすごくワクワクする仕組みが沢山あるので、ぜひ使いこなしたいと思います。
つーか、これINDIサーバー1台あれば、複数赤道儀の制御も簡単にできるってことだわ。
AVX+NESの同時制御も夢ではない!?

その前に、いろいろ実験をして実証しないとダメだね(^^;。。。




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