極軸合わせには、minerさんの作成されたPoleNavigator 1.10を利用させて頂いてます。
小型の電子ファインダーがあれば簡単に極軸合わせができてとても便利。
とても、重宝しています。
ところが、いつからかエラーを吐いてSolveしなくなってしまいました。
症状が現れたのは春ごろでしょうか。
解析フェーズのStep.1を実行した後、PlateSolve2に処理が移った時に Run-time error 6 (RTE6)が出るようになりました。
演算オーバーフローのエラーなので多分、取得した画像の質が悪くて星像が認識できない状態なのかな?と、パラメータをいろいろいじってみたものの、一向に回復しないので諦めて使用を止めていました。
で、やっぱり便利なツールは使いたいので、今回じっくり原因を調べてみました。
RTE6の原因は元画像の質が悪くSolveできない情報しか得られていないようなのですが、不思議なことに、いつどの画角で解析しても、解析に使用される画像が全く同じものであることが判明しました。
つまり、ずっと古い同じ画像を解析に使用し続けている状態です。
これはさすがにおかしいので、PoleNavigator を削除してインストールし直して実行してみると、今度は、Run-time error 53 (RTE53), File not found 'PNimage0.jpg' と違うエラーが出始めました。
PoleNavigatorは解析を始めると、カメラの画像を PNimage*.jpg ファイルとして、実行ファイルと同じフォルダに作ります。
それをPlateSolve2に渡すと、星像解析&パレットを圧縮した PNimage*.bmp ビットマップ画像が作られ、そこからSolveを実行します。
RTE53の内容から推察するに、原因は PNimage0.jpg が生成されていない=PoleNavigatorがカメラからの画像をファイル化するのに失敗していると推測されます。
実際、PNimage0.jpg はフォルダ内に存在しません。
でさらに、ファイルが作られない原因なんですが、QHYのSDKを使用していたので、ひょっとしたらSDKが悪さしているとも考えられました。
ところが、カメラが無接続の時のデフォルトサンプルでも同じようにRTE53になります。
またWDMカメラでも同様です。
よって、カメラ機種によらずエラーが出ることが分かります。
他に考えられるファイルが作られない原因としては、管理者権限で動作させるとか、フォルダパーミッションの問題とかあります。
それぞれ試してみましたが、エラーの解消にはならず動作しません。
うーんこれは困った。
しかし、なんで急にこんな症状になったのか?
心当たりがあるとすれば、Windows Update によってAPI仕様の変更やファイル操作のポリシーが変わったのかもしれません。
ひょっとたらWindows 7 では何の問題もなく動作するのかもしれませんが、すでに確認するための環境がありません(^^;
うちのPCは全てWindows10の最新Update済みだったりします。
他の方はちゃんと動いてます?
[2019-11-10 追記]
同じWindows10(アップデート済み)でも動く環境を発見した。
10インチのWindowsタブレット2台では動く(F社製&中華製)ようだ。
動作しないのは作業用デスクトップPCと8インチタブレット。
うむ、謎過ぎる。
[2019-11-10 追記終]
0 件のコメント:
コメントを投稿