今日のバラバラさん

2019年11月6日水曜日

はいっ!
では早速、バラしていきましょう。
今日のバラバラさんは、NES赤道儀君です。

NES君は昨晩の低温環境でグリスが硬化して首が回らなくなりました。
今回は勢いだけでバラして、オーバーホールしてみます!

写真はまだ幸せだったころのNES君。

バラシ方は基本的に6角レンチで止めてあるネジを外していくだけです。
ドライバを使う個所はほぼありません。

使用した道具たちです。
ペーパーウェスがとても役立ちました。
あと、写ってませんが薄手のゴム手袋をして作業をしました。
パーツクリーナーやグリスで手がベタベタになるのを避けるのと、指紋を付けないためにも手袋は必須です。
洗い用にナイロンブラシも使用しました。


まずは、赤緯軸から。
ウォームギヤを外します。
ネットリ硬化したグリスが溜まってます。粘性もあったもんじゃないレベルです。

軸の固定方法は赤緯も赤経も同じで、

軸-樹脂ワッシャ-固定リング-目盛環-固定リング

という構造。
軸と軸受け本体の間に樹脂ワッシャが入っています。
シールっぽくはないんだけど、たぶんシム的なスペーサーと滑り用に入ってるんだと思います。
固定リングはどちらもイモネジで止めてあるので、ネジを外してリングを回せば外れます。
あとは軸を引っこ抜く。


はい!抜けましたー!
ウォームホイールが丸出しです!
ウォームのグリスはやっぱり硬化していました。
にちゃにちゃしたグリスのせいで軸が回らず、モーターが脱調してた臭いですね。

ちなみに、軸と軸受けのグリスは切れてなくて、なめらかでちゃんと機能している感じでした。
ウォームと軸のグリスは違うものが使用されているっぽいです。
ウォームが透明のグリス、軸が白っぽいグリスです。


ウォームホイールは軸にすっぽりハマっている感じで入ってます。
溝のあるホイール受け周辺はすごく汚れていました。
黒ずんだグリスが経年を物語っています。

軸のウォーム側には樹脂のワッシャが2枚重なって入っています。

クランプの構造です。
クランプを回すと、ネジになった先が樹脂のストッパーを押し、ウォームと軸を押し付け合い止まるという単純な仕組みです。



はい、ここまで勢いで来ました。
兎に角、バラせる個所は全部バラして、パーツクリーナーで洗いながらグリスも全部やり直す方向です\(^o^)/



続いて、赤経軸。
抜き方は赤緯軸と同じ構造。
こちらは、極軸望遠鏡が入っているので、それがスポッと抜けてきます。

赤経側のウォームギヤ&ウォームホイールのグリスももれなく硬化していました。
これも全部洗います。

赤経側は軸受け当たりがひどく汚れています。
軸によって負荷が掛かる場所がよく汚れているんだと思います。

洗い作業はパーツごとにバラして、深めのトレイの中でスプレー式のパーツクリーナーでブシャーっと洗いました。
ウォームギヤとホイールのグリスは特に念入りに、ナイロンブラシでこすりながら落としました。
その他、古いグリスの付いているところ全て洗います。
各軸やウォームホイール、ウォームギヤボックスは丸洗い。

で、この辺の作業の写真が無いのは、手がべたべただからです(笑)。



赤緯軸からウォームホイールを抜いた状態です。
このウォームホイールとホイール受け部分は噛み合わせをギチギチに削っています。
間違ってもグリスを塗る前に組んではいけません。
ちょっとでも噛むと全く抜けなくなります。
必ず受け側とホイール内部に十分グリスアップしてから組みましょう。
他の軸と受け部分も同じです。グリス大切!


全部バラして干してるところ。
パーツごとに混ざらないように管理しときましょう。

ピカピカのウォームホイール(うっとり♪)


あとは、グリスをたっぷり丁寧に塗って組み上げればOKです。

この辺りの作業の写真が無いのは手がベタベ・・(略

ウォーム周辺は切れないようにしっかりと塗っておきました。
今回使用したグリスはウレアグリースです。
モリブデン系の万能グリスも用意したんですが、なんとなくウレアを塗ってみました。
ま、そんなに高負荷な使い方でもないので、低温耐性さえあれば何でもいいような気がします。

組み立ては、分解の逆手順で組めばOK。
調整すべき場所は、目盛環の位置決めとウォームギヤの当り調整です。
目盛環はばらす時に初期位置をマークし忘れてゼロ位置が分からなくなってしまい、仕方ないので何となくで合わせました(^^;;;
ウォームギヤは押引きネジと固定ネジで調整。
これは何度かやってるので慣れたもんです。

以上、全工程で5時間ほどです。


問題のオーバーホールの結果ですが、、、
「快調」の一言です\(^o^)/

ギヤの回りも軽くなり、TMC2100版 OnStep での脱調も起きずに動きます。
夜間運転もしましたが、重くなることもありません。
あとは細かな調整をして、NES君のメンテナンスは完了!

ホント、
勢いだけ!(^^;


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