今回はその手順を少々。
INDIをインストールすると、INDI_ASIパッケージと同時に /lib/udev/rules.d/99-asi.rules がインストールされます。
これによって、USBプラグインでカメラが認識されます。
必要なシェアードライブラリは
libASICamera.so, libASICamera2.so の2本です。
今回は、Raspberry Pi3にインストールしてみます。
ZWO社のWebサイト-ソフトウェアへ行く。
https://astronomy-imaging-camera.com/software/
SDK & Upgrade Tool の中から最新のSDKをダウンロードする。
(2017-05-02現在、Linux & Mac: V0.6.0414 を取得)
$ wget http://astronomy-imaging-camera.com/software/ASI_linux_mac_SDK_V0.6.0414.tar
解凍すると、ASI_linux_mac_SDK.tar.bz2 が出てくるのでさらに解凍
$ tar jxfv ASI_linux_mac_SDK.tar.bz2
解凍されたファイル内に、ライブラリが入っているのでCPUアーキテクチャに合わせたライブラリをコピーする。
アーキテクチャは
$ cat /proc/cpuinfo
で分かる。
Raspberry Pi3 Raspbian の場合なら、armv7版のライブラリになる。
ライブラリをコピー
$ sudo cp lib/armv7/libASICamera.a /usr/local/lib
$ sudo cp lib/armv7/libASICamera.so.0.6.0414 /usr/local/lib
$ sudo cp lib/armv7/libASICamera2.a /usr/local/lib
$ sudo cp lib/armv7/libASICamera2.so.0.6.0414 /usr/local/lib
$ cd /usr/local/lib
$ sudo ln -s libASICamera.so.0.6.0414 libASICamera.so
$ sudo ln -s libASICamera2.so.0.6.0414 libASICamera2.so
以上でインストール完了
おもむろにライブラリ管理更新
$ sudo ldconfig
完了。
これで、lin_guider や indi_asi が呼ばれるたびに、シェアードライブラリがロードされます。
すばらしい情報を公開して頂き、早速確認をしました。しかし、作動に変化は見られませんでした。露出開始後、あと0.25秒のところで停止し固まってしまいます。indi_asi_ccdはこのシェアードライブラリーを使っていないようにも思えます。最近は纏まった時間が取れなくINDIに触っていませんが、再コンパイルとデバッグの環境を整えて確認しようと思っています。しかし、環境づくりが...
返信削除chunさん、こんにちは。
削除INDIフォーラムでもASIのカメラは波乱を呼んでいる(?)ようですが、実はWindows環境においても上手くいかない場合があったようです。
ZWOフォーラムを見ていて気づいたんですが、カメラ数機種で不具合が出ていたようで、USB転送タイミングに起因する問題のようです。
転送タイミングの問題ならOS環境が違えば結果も違うことに合点がいきます。
これを読んで、INDIフォーラムにも同じような投稿があったことを思い出しました。
http://www.indilib.org/forum/general/2165-still-stuck-with-my-zwo-120mm.html
http://www.indilib.org/forum/ccds-dslrs/2131-asi-120mc-failes-to-expose.html
http://indilib.org/forum/ccds-dslrs/1728-ccd-faq.html
記事の内容はExposeがループしたり、エラーで停止するもので、対策はファームウェアを書き換えることでした。
ZWOサイトから対策ファームウェアがダウンロードできます。
書き換え方は、星見屋さんのブログが分かりやすいかと思います。(実行は自己責任で(^^;)
http://hoshimi-ya.jugem.jp/?eid=323
今のところ、有効そうな情報はこれくらいでしょうか。
のりきゅうさん、こんにちは。
返信削除情報ありがとうございます。ファームウェアは以前変えて確認した記憶がありますが、もう少し頑張ってみます。
そうでしたか。失礼しました。
削除ASI224では問題がでないので、ASI120だけの問題なのかよくわかりませんね。
ライブラリは共通なので処理上は同じことをしているはずなんですが、、、