OAGをしていない人にはわかりづらいのですが、長焦点シュミカセ+OAGという組み合わせはマゾ仕様に近いのです(笑)
- 暗い筒 -> (短時間露光で)暗い星は見えない = 見える星の数が少ない
- 長焦点 -> 画角が狭い = 見える星の数が少ない
- OAG -> さらに画角が狭い = 見える星の数が数個ほど
もう、星が減る要因しかないという(^^;
この最低の状態から、ガイド星を得る可能性を上げるには、
- 画角を広げる -> プリズムを移動できるようにする
- ガイドカメラを高感度にする -> 暗い星でも見えるようにする
今回はババンと投資してカメラ感度を上げることにしたわけです。
で、ASI224でガイドテストを行いました。
本命と目したとおり、かなりイイです!(^o^)
5月3日。庭撮り環境ですがテストしてみました。
いくつかの天体に向けてアライメント、ガイド星の導入を実行しました。
結果、ガイド星の導入に困ることはありませんでした\(^o^)/
OAGプリズムの位置調整だけで、労なくガイド星を見つけることができたので、かなり負担が軽くなります。
複数の星が入ることもあります。
暗い筒+OAGというハンデを克服するには、やっぱり超高感度カメラにするのが一番効くなぁ、と。
ちなみに今回から、ガイドカメラを横向きに取り付けてみました。
これは、OAGのプリズム回転機構を使って、少しでも広い範囲を探索できるようにセンサーを縦長に使うためです。
薄青の範囲が探索できる領域です。
涙ぐましい努力(泣笑)
STARVISなIMX290の方がおそらく見えると思われますが、超低照度センサーIMX224でも十分な性能を得られたと考えます。
センサーの仕様なんかは、この辺りの資料が参考になります。
http://www.sony-semicon.co.jp/products_en/IS/sensor0/technology/snr1s.html
http://www.sony-semicon.co.jp/products_en/IS/sensor0/products/cmos.html
かなり遅ればせながら...
返信削除方式はOAGとは限らないのですが、AO用に短時間露出化を図りたいのですが
ASI224MCの感度はたとえば、ASI120やQHY5Lに比べてどんな感じですかね?
いえカメラを持ってないと比較できないとは思いますが、聞かずにはいられない!?
基本的にはQEとピクセルサイズ(+ノイズ特性)で感度は決まると思いますが一概には言えないとも思えるので。
直径の関係で QHYの290Monoを考えていますが、素性に似ている224はどんなものかなあと。
何やら面白そうな実験をされてますね(^^)
削除C5のガイド鏡楽しみです。
ASI224MCとASI120などとの比較ですが下記サイトが参考になるかも。
https://niwasaki.blogspot.jp/2016/06/ccdcmos1.html
ASI120MM, ASI224MC, ASI290MM ほかの比較がされています。
ASI224MC, ASI290MM の2つは低照度下でゲインこそ最大ながら、露光時間が0.3secで像が見えています。
ASI120MMは露光時間が2sec必要であることからも感度のよさは世界が違う感じです。
センサーサイズが若干小さいのですが、290-Monoだと耐ノイズも良さそうなので、今のところ小型CMOS最強のガイドカメラになるのではないでしょうか。
ご返事ありがとうございます。
返信削除ご紹介のページは見たことがありますが、実際の星空での比較がほしいところです。でもこれを見る限り、やはりノイズ特性に行きつきそうな気がしますね。
C5は室内テストでは問題なさそうなので星空で試したいのですが、お天気やら月にやられて結果が出ていませんのでそのうち報告しますね。