ガイドエラーの考察

2014年12月26日金曜日

ガイドモニターのおかげで調整が捗ります(^^)
オートガイドの補正変動グラフを引き続き分析しています。

昨日、テスト撮影した時のガイドログを引用してみます。


グラフは各軸の+-補正を相殺した時間ごとの実補正量のグラフです。
その時間に+-どちらの側にどのくらい補正したかをプロットしています。赤い折れ線は変動の大きさを移動平均(10区間ごと)で近似したグラフです。

RA側は非常に落ち着いています。
ほぼゼロライン上を細かく上下し、オートガイドの補正がきびきびと効いているのが分かります。
対してDEC側はかなり大きな周期で上下動しているのが分かります。
1つの山が20秒~30秒周期で繰り返されているような感じです。
(゜-゜)これは一体、なんだろう??

状況を考えてみると、、、

・エラーが起きてAVXに補正信号が送られるとモーターが回る。
・ところが、補正量を回してもエラーの解消にならず。
・すぐに次の補正信号が送られ補正量回すが、またしても解消されず。
・何度かそれをくり返すと、ようやく軸の補正が行われる。
・過剰に送られた補正信号が今度は逆側のエラーを引き起こす。
・今度は逆側の補正を行うが、同じくモーターの反応が鈍く補正が遅れる。
・以下ループ。
こんな状況に見えます。

RA側は正常に動作している点からみて、オートガイダーの制御ミスではないでしょう。
原因としては、おそらくDEC側のギアのバックラッシュに起因する制御遅延によるものと思います。
DEC側が暴れる問題は先代のAdvanced-GTの時にあったようですが、それに似ています。

さて、どうしよう。
ひとまず、AVXのバックラッシュ設定で調整してみるか。。。
ギアボックス開けるのはその後だな。

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