影が出た出た

2016年1月11日月曜日

前回の記事で書いたM81。
一見、普通の写真に見えますが、元画はえらいことになっています。
それがこちら、



右端のアンプノイズが盛大に出ているのはまぁいいのですが、右側の暗い部分、周辺減光とはちょっと違う感じに見えると思います。
実はこれ、OAGのプリズムの影です。
画像を強調してみると、


こんな感じ。
グリーン線外側が周辺減光、ブルー枠内がプリズムの影に当たる部分です。
OAGの仕様はまた別記事に書くとして、こんな感じでプリズムの影が写真に写り込んでしまいます。
今回はレデューサーを入れているので、ここまでハッキリと影が写り込んでしまいました。

参考までにレデューサーなしで写る範囲、APS-Cサイズでの視界範囲をオレンジ枠で書いてみました。
APS-C枠で見ても、プリズムの影が少し被っているように写ってしまいます。
レデューサーなしの場合なら、画面端なので画像処理の過程で目立たなくなり、まぁ許せるかなと思うのですが、レデューサーを入れると下手すると撮影対象にダダ被りになってしまうので問題です。
影の部分だけ露光不足の状態で明らかに他の場所とは違って写るでしょう。
今回のM81はぎりぎり影がかぶってないので、背景処理の時点で目立たなくできたケースです。

レデューサー+OAGという組み合わせはこうなるだろうと予測はしていたので驚きは無いのですが、使い勝手が悪い感はぬぐえません。
ちなみに、使用しているOAGはプリズム位置をぐるっと回せるので、画面上部に持っていくこともできます。ただし、そこにガイド星があるとは限りません。

OAGの難しさはガイドを安定させることもさることながら、写り方を考えないといけないという点が増えると。。。うーむ。


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