OAGネタばっかりですん(^^;
今回は作業量をできるだけ減らすための悪あがきです。
私の観望に欠かせないのは、スマホアプリのSkySafari 4 Plusです。
赤道儀の導入から目標物の選定、情報収集、Gotoまでこれでするので無いと困ります。
で、SkySafariには便利な機能があって、鏡筒やカメラ情報を入れると実際の視野範囲を表示してくれます。
こんな感じ。
M81周辺ですが、中央の長方形がC9とX6iで撮影するときの視野範囲です。
表示はカメラを正位に取り付けた場合のシミュレートで、実際の写真とほぼ同じ範囲になっています。
いつもはこれを見ながら、実際に導入した時の範囲や構図を確認しています。
これを利用して、オフアキのプリズムが映し出す範囲とガイドカメラの視野範囲を表示させています。
カメラ範囲の下にある正方形がプリズム範囲(off-axis prism)
その中の小さな長方形がガイドカメラの視野範囲(Aptina AR0130)です。
また、ガイド範囲を通る円(0.8°)はプリズムを回したときの可動範囲目安です。
この情報を見ながら、ガイド星になりうる候補の星を絞り込み、構図とプリズム方向を決めます。
実際は多少のずれがあるので確実ではありませんが、それでも当てずっぽうよりはかなりマシです。
では、長焦点だとどのくらいガイド星に困るのかシミュレートしてみましょう。
撮影対象はM51。カメラは主がX6i、ガイドがAptina AR0130です。また、表示されている星は11等級までの星です。
まず比較として、口径200mm、焦点距離800mmのニュートン屈折望遠鏡の場合を見てみます。
プリズム可動範囲に明るい星(7~8等級)がいくつか拾えます。
また、場所によってはガイドカメラに複数の候補が入ってきそうです。9等級までなら余裕で拾えるのでガイド星に困ることはなさそうです。
次にC9.25の場合です。口径235mm、焦点距離2350mm。
写る範囲が一気に狭まりました(拡大された)
分かってることですが、こんなに違うもんなんですね(^^;
ちょっと分かりにくいので拡大します。
ごらんのとおり、プリズム可動範囲に明るい星はほとんどありません。
F10の筒では10等級は拾えないので、実質、使えそうなガイド星はHD117815という7等級の星1個だけです。
ここで撮ったM51は、まさにこうやって撮りました(^^;
(写真が上下になってますが)
こんなに狭い範囲で探さなきゃならないので、ガイド星が見つからないこともあります。
例えば、M95、M96周辺は星が少ないのでガイド星が見つからない可能性が高いです。
こんな感じでいつも困っています(^^;
M95, M96 付近は難儀だったんですね (^o^;
返信削除OAG大変だ...
冬場はシンチレーションが加わるので余計に難儀です(^^;
削除でも、星図で大方の予想はできるのであきらめも早いです(笑)