ごそごそする

2015年6月4日木曜日

カメラを手に入れました。

フリップミラーの先に付いている小さな黒箱がカメラです。
本来の用途は監視カメラ用なのですが、低照度対応と言うことでガイドカメラに使えるのではないか?と期待を込めて入手してみました。
元々は小さなレンズが付いているのですが、赤外線フィルタ共々取り外してしまい、代わりに31.7mmアイピースアダプタを付けてます。
使用目的が間違っているような気がしますがキニシナイ。

このカメラに使われているセンサーは Aptina AR0130CS らしいのですが、これは某ショップで取り扱っている某天体用ガイドカメラのセンサと同じものです。
頑丈なスチールケースに入ってますので丈夫です。ちなみに、お値段は5000円ほど。
USB接続で、PCからはUVCカメラとして制御できます。

これを、Raspberry Pi2に繋げて、カメラ制御のパラメータをいじりながら、どの程度まで明るく撮れるか実験してみました。
カメラはカラーなのですが、星像取得はモノクロ変換しています。

星像が破綻しない程度にExposure(露光)を伸ばしてみたものです。
5等くらいは全然余裕っぽいです。


Exposureを最大にし、Gainを上げてみました。
HD116798が見えてきましたが、Mizarなど明るい星がかなり太ります。


Exposureを3000まで下げ、Gainを0にする代わりに、Gammaを最大まで上げます。
HD116798がはっきりと映ります。
これくらい映ればガイド星として利用可能です。
制御パラメータにもまだ余裕があるので、8等星でも大丈夫でしょう。さらに暗い星でも行けそうな気がします。

と言うわけで、十分使えそうです(^^)


実際に Raspberry Pi2上で動くオートガイダーソフト lin_guider を使用してみました。
左下のMizarは完全に飽和して破綻してますが、HD116798がクッキリ映ってます。
ロックして追尾もちゃんとできていました。
このときのキャプチャサイズは640x480、対して HD116798 が3x3ピクセルほどに写っているので、ちょっと小さすぎるかも。
もう少し、解像度上げてピクセル面積を確保した方がいいかな。

さて、カメラはOK。
お次は赤道儀のコントロールだなぁ。

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