Ekos : Alignmentパラメータ

2017年2月26日日曜日

AlignmentでSolvingを行う時のパラメータの最適化を考えてる時に、現在の方向がターゲットに対してどのくらいズレているのかが知りたくて見てたら、ちゃんと表示されてました。


1枚目はsolving完了前、2枚目は完了後です。

solvingの完了条件は、Accuracy で指定します。

ヘルプによると、
accuracy threshold in arcseconds between solution and target coordinates.
Plate solver shall be repeatedly executed until the solution coordinates are below the accuracy threshold.

解座標と目標座標の間のアーク秒単位の精度しきい値。
プレートソルバは、解座標が精度閾値を下回るまで繰り返し実行されなければならない。

ということで、単位は秒(度)だそうです。
ほぼ、OKなのにいつまでもsolving完了しない場合は、この値を上げればOKということです。
ちなみに、RA側の角度表示は時分秒なので、度に変換する必要があります。
2枚目の画像は Accuracy = 30 で、ズレが完了条件を満たしているので、solver is successful となっています。

1枚目のDEC側は2'48" ずれているので、これはちょっとズレすぎかと。
最大 1' 程度まで許容するなら、Accuracy = 60 にすればよいことになります。
この辺りは、実際に使用する鏡筒やカメラのFOV値によって閾値を決めればいいと思います。
FOV=広い、ならば閾値も多少大きくてもOKだし、
FOV=狭い、ならば閾値も小さくしないとダメです。


もう一つ、Settle は、
After telescope completes slewing, wait until settles for this many milliseconds before capturingthe next image.

望遠鏡が旋回を完了した後、次の画像をキャプチャする前に、数ミリ秒間安定するのを待ちます。

Solving時に赤道儀が位置修正を行った後、動作が安定するまで待つ時間です。
単位はミリ秒。
Settleミリ秒だけ待ってから次のsolvingのためのキャプチャを始めることになります。
私も何度かキャプチャ画像が流れていたことがあったのですが、Settleをもう少し長めにとれば良いことになります。

活用しましょう(^^)/

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